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大人が意外と分からない「4と7/15時間は、何時間何分?」→すぐ解ける?

  • 2024.1.25
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「◯時間」というのを、分数や小数を用いて表すこともありますよね。

よく見かけるのは「1/2時間(0.5時間)」という表し方です。

これは、1時間の半分だから30分のことだとすぐに分かるのではないでしょうか。

では、さらに複雑な分数になったときは、どのように計算をすれば良いでしょう。

今回は「時間と分数の関係」について学んでいきましょう!

問題

(4と7/15)時間は、何時間何分ですか?

「4と7/15」と帯分数になっていますが、「4」の部分で「4時間」というのは分かりやすいですね。

では、「(7/15)時間」というのが、何分を表しているのでしょうか。

 

さて、今回の問題の答えは「4時間28分」です。

解説

60分=1時間というのは、日常生活でも当たり前のように使っている単位変換です。

では、1分は何時間と表すことができるでしょうか。

 

時計の長針は、60目盛り(60分)進むと1時間です。1目盛り(1分)はは、その1/60の大きさということになります。

したがって、1分=(1/60)時間ということですね。

これで、すべての分表示を時間表示に変換することが可能です。

2分=(2/60)時間
3分=(3/60)時間
4分=(4/60)時間
5分=(5/60)時間
・・・

これらの分数は約分が可能ですが、あえて約分をせず「◯/60 (60ぶんの〜)」とすることで、対応関係がとても分かりやすくなりました。

つまり「◯/60 (60ぶんの〜)時間」という分数で表すことで、分子の数が「分(ふん)」を表しているということです。

では、今回の問題の「(7/15)時間」について考えてみましょう。

これを通分して、分母を60にすることで「何分」なのかが分かります。

(7/15)時間
=(28/60)時間
=28分

したがって(4と7/15)時間は、4時間28分ということになります。

 

今回は、分母を60にすることで「時間→分」の変換をしましたが、「60を掛ける」ことで求めることができます。

(7/15)時間
=(7/15)×60分
=28分

原理的にはどちらも同じ考え方を使っています。

まとめ

分数を使って時間が表示されると難しく見えますが、考え方はとてもシンプルですね。

解き方は、ひとつの方法だけでなく複数の方法を知っていると、状況に合わせて使い分けることが可能です。

今回の考え方もぜひ活用してください!

 

※解き方は複数ある場合がございます


文・編集(監修):SAJIMA

日本国内外の学校、学習塾で数学・理科の講師として幼児から高校生までを指導。現在はフリーランスとして独立し、オンラインを中心に授業を展開している。子供への学習指導だけでなく、大人向けの数学講座も開講し、算数・数学の楽しさを広く伝える活動を行っている。日本数学検定協会認定「数学インストラクター」