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大人が意外とわからない「時速100㎞で150㎞進むには何時間かかる?」《小学生でも分かる》

  • 2024.1.24
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「速さ」は日常生活でもよく使う計算のひとつです。

移動するのに、どれくらいの時間がかかるかをきちんと計算できるでしょうか。

今回は「時間の求め方」についての問題に挑戦してみましょう!

問題

時速100㎞で150㎞進むには、何時間かかりますか?

速さと距離から時間を求める計算です。

きちんと求めることができるでしょうか。

 

さて、今回の問題の答えは「1.5時間」です。

解説

速さの問題の解き方はいくつかありますが、今回の問題は「時速100km」「150km」と比較的計算のしやすい数字なので、「速さの意味」を考えながら解いてみましょう。

「時速100km」というのは、1時間で100km進む速さです。

150kmの道のりのうち、100km進むのに1時間かかります。そして、残り50km進むのにかかる時間は、100kmの半分なので1時間の半分、つまり30分かかりますね。

したがって、150km進むには「1時間30分(1.5時間)」かかるということになります。

 

慣れている方であれば、今回の問題は簡単に思えたかもしれません。

しかし、中には「距離÷速さ=時間」という公式に当てはめて計算しようとした方もいるのではないでしょうか。

この公式に当てはめて計算すると、150÷100=1.5となります。

 

ちなみに「距離÷速さ=時間」という公式ですが、単位だけをとりだして、この公式が正しいという確認ができます。

(km)÷(km/時間)
=(km)×(時間/km)
=時間

「時速○km」というのは、「km/時」という単位で表すことが可能です。(上の式では「時」を「時間」と表しています)

様々な単位で用いられる「スラッシュ(/)」、実はこれはわり算や分数を表すのと同じ意味なのです。

(例)(km/時)=(km)÷(時間)

これを知っていると、間違えて公式を覚えるということがなくなるはずです!

まとめ

「速さ」の計算は、日常生活でもよく使うので、きちんと計算できると便利ですね。

「公式に当てはめて解く」ということも可能ですが、なぜそうなるのかを考えるようにすると良いでしょう!

 

※解き方は複数ある場合がございます


文・編集(監修):SAJIMA

日本国内外の学校、学習塾で数学・理科の講師として幼児から高校生までを指導。現在はフリーランスとして独立し、オンラインを中心に授業を展開している。子供への学習指導だけでなく、大人向けの数学講座も開講し、算数・数学の楽しさを広く伝える活動を行っている。日本数学検定協会認定「数学インストラクター」