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アニメ『薬屋のひとりごと』一話完結なのに、“次の回も観たくなる”仕掛けが面白い。

  • 2024.2.18

大陸の中央に位置するとある大国。その国の帝の妃たちが住む後宮に一人の娘がいた。名前は、猫猫(マオマオ)。花街で薬師をやっていたが、現在は後宮で下働き中である。人間には興味がないが、毒と薬の執着は異常、そんな花街育ちの薬師が巻き込まれる噂や事件―。
園遊会から一夜明け、高順に頼まれて毒が入れられた器を調べるうちに、里樹妃が侍女たちにいじめられていることに気づく猫猫。また、小蘭に「園遊会で貰った簪を使えば後宮の外に出られる」と聞かされ、里帰りすることを思いつきます。

里樹妃に毒を盛ったのは一体誰!?

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(C)日向夏・主婦の友インフォス/「薬屋のひとりごと」製作委員会

高順に頼まれて、園遊会で毒が入れられていた器を調べることに。綿と粉と筆を使い、器から指の跡が浮かび上がってきました。「器に触れたのは恐らく4人くらい。スープをよそった者、配膳した者、里樹妃の毒見役、そして毒を入れたのは不明な第三者に間違いない」と高順に伝えました。

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(C)日向夏・主婦の友インフォス/「薬屋のひとりごと」製作委員会

里樹妃の毒見役が、なぜ上級妃の器に触れたのかと疑問に思い質問する高順。猫猫は「いじめです」と言い、“里樹妃の毒見役が毒とは知らずに入れ替えた”という推測を話します。

1話完結で見やすいアニメでありながら、このあたりから伏線が散りばめられるようになります。後宮ならではのドロドロ感にSNSでは「なんとも後味の悪い話だ」という声も。

念願の里帰り!しかしまたもや事件が…

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(C)日向夏・主婦の友インフォス/「薬屋のひとりごと」製作委員会

小蘭から聞き、かんざしをくれた人と後宮から出られることを知った猫猫は、園遊会の時、義理でかんざしをくれた李白に交渉をします。猫猫が実家に戻る手伝いをしてくれる代わりに、李白に緑青館での三姫との花見を提案する猫猫。怪しみつつも、雲の上のアイドルである三姫に会いたい一心で、李白は猫猫の話に乗りました。

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(C)日向夏・主婦の友インフォス/「薬屋のひとりごと」製作委員会

猫猫は李白を緑青館に送り届け、無事に実家に帰ることができました。

翌朝、ドアを叩く禿(かむろ)に連れられ娼館に行くと、苦しそうな妓女と息をしていない男が横たわっている姿が。急いで処置をし、なんとか一命を取り留めた2人。

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(C)日向夏・主婦の友インフォス/「薬屋のひとりごと」製作委員会

酒とタバコのにおいが充満した部屋には、酒瓶がふたつ、割れたガラスの器、麦わら、キセルにタバコの葉が残されていました。
考えられるのは心中ですが、「妓女との未来を憂いて毒を飲むようには見えなかった…」と疑問が残る猫猫。考えながら歩いていると、禿が包丁で男を突き刺そうとしている瞬間に立ち合います。必死に止めようとする猫猫に、「邪魔しないで」「こんなやつ死んだ方がいいんだ」という禿。

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(C)日向夏・主婦の友インフォス/「薬屋のひとりごと」製作委員会

実は倒れた男は、“妓女に甘い言葉をかけて身請けをほのめかし、飽きては捨てる”ということを繰り返し恨みばかり買う問題の多い客だったとのこと。禿の姉もその男に捨てられたので、そのことを憎んでのことだったよう。

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(C)日向夏・主婦の友インフォス/「薬屋のひとりごと」製作委員会

事件は解決したものの、帰宅してからも事件について思いを巡らせる猫猫。
2層になるよう2種の酒を使い、下だけを毒見して見せた妓女。女性は紅が取れぬよう、麦稈(ストロー代わり)を使用します。その後男に飲ませれば、怪しまれることなく毒を飲ませることができ、そして妓女も死なない量の少量を飲むことができたのでは…と猫猫は推測。
普通なら医者を呼ぶ状況でわざわざ不在の薬屋を訪ねた禿や、他も人たちの言動も怪しい。「もしやみんな…」と全員がグルだったのでないかと考察。
「これは心中じゃない」「殺人だ」と答えを導きだそうとする猫猫に「もう終わったことだよ」と父親は優しく声をかけます。

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(C)日向夏・主婦の友インフォス/「薬屋のひとりごと」製作委員会

後宮に戻ると壬氏にやたら睨まれる猫猫。「李白っていうのはどういう男なんだ?」「俺もあげたはずなんだが全く話は来なかったな」といろいろ勘違いした様子の壬氏。子どものように口を尖らせ拗ねる姿はなんとも愛らしい…!

少しずつ気になる伏線が張られ、壬氏の猫猫への想い(?)も微笑ましくて、今後の展開がどうなっていくか、どんどん気になりハマりはじめる7・8話!見始めたら止まらない、「薬屋のひとりごと」をお見逃しなく!

番組はこちら

薬屋のひとりごと
[タイトル]#07『里帰り』#08『麦稈』
[配信日時]2023年11月18日、2023年11月25日
大陸の中央に位置するとある大国。その国の帝の妃たちが住む後宮に一人の娘がいた。名前は、猫猫(マオマオ)。花街で薬師をやっていたが、現在は後宮で下働き中である。人間には興味がないが、毒と薬の執着は異常、そんな花街育ちの薬師が巻き込まれる噂や事件。壬氏からどんどん面倒事を押し付けられながらも、仕事をこなしていく猫猫。稀代の毒好き娘が今日も後宮内を駆け回る。


【(C)日向夏・主婦の友インフォス/「薬屋のひとりごと」製作委員会 】
ABEMA放送情報:
『薬屋のひとりごと』の最新話は、「ABEMAアニメチャンネル」にて毎週土曜日夜26時30分よりを無料放送。放送後1週間、最新話を無料で視聴できる。

※記事内の情報は執筆時点の情報です。