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急な海外からの電話→【国際電話詐欺】かも。“絶対覚えておきたい”対策

  • 2024.1.25
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写真:PIXTA

「+675」や「+887」といった身に覚えのない着信がきて驚いたことがありませんか?これは日本国外からの詐欺電話の場合があります。知らずに電話に出たり、折り返してしまうと高額な通話料がかかってしまうので細心の注意が必要です。そこで今回は、海外から突然電話がかかってくる理由と対処法、対策を解説していきたいと思います!

「国際電話詐欺」ってなに?

国際電話詐欺とは、犯罪者が電話を使用して他国の人々から金銭や個人情報をだまし取る手法のこと。詐欺師は、信頼できるように見せかけるために、警察、政府機関、銀行であるかのように振る舞い、偽の脅迫や警告、送金を要求してきます。

ほとんどが外国語で自動音声が流れることが多いですが、一度電話に出てしまうと、電話番号が共有され、繰り返し電話がかかってきてしまいます。

現在も継続的に発生しているのが、国際電話の通話料金を請求するケースです。知らずに電話をつなげていると、どんどんお金が吸い上げられてしまいます。

主な海外の電話番号
+1:アメリカ
+86:中国
+62:インドネシア
+211:南スーダン
+33:フランス
+686:キリバス
など

上記以外にも番号が割り当てられていない国から非通知でかかってくることがあります。

なぜ電話番号が知られたのか?

そもそも公開していないスマートフォンの番号が、なぜ国外へ漏れてしまったのでしょうか。理由についてはいくつか考えられますが、下記のいずれかの方法によって流出し、さまざまな詐欺集団へ拡散されるようです。

・悪徳業者による情報売買
サイトに電話番号を入力したことによって個人情報が売られた可能性があります。

・企業のデータバンクから流出
悪意のあるハッカーによって企業から個人情報が盗まれた可能性があります。

・海外の怪しいアプリやECサイトに電話番号を登録
アプリやECサイトに入力した電話番号が悪用された可能性があります。

・ウイルス感染
PCやスマートフォンがウイルスに感染して盗まれてしまうことがあります。

なお、登録されているアドレス帳が流出すると、自分だけでなく周りの人の電話番号も流出する恐れがあります。

国際電話詐欺の仕組み

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写真:PIXTA

冒頭でお伝えした通り、国際電話詐欺の主な手法は「通話料の高額請求」です。

では、「通話料の高額請求」がどんなものか解説すると、長時間通話をさせて通話料金を搾取するのが目的です。

さらに悪質なものになると、ワンコール電話を折り返させることによって、より高額な通話料を請求する詐欺もあります。わずか数分電話をしているだけで数千円にものぼってしまうため、知らない番号にはかけ直さないことが肝心です。

国際電話詐欺の対処法

海外から着信があっても知らない番号であれば出ないようにしましょう。また不在着信でも絶対にかけ直さないようにしてください。

一度出てしまうと、繰り返し詐欺集団が電話をかけてくる可能性が高くなります。着信拒否設定を活用して、同じ電話から電話をかけられないようにするといいでしょう。

着信拒否をする方法(iPhone)

1.「電話」から「履歴」をタップ

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画像:筆者撮影

2.着信拒否したい電話番号の右側にある「i」をタップ

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画像:筆者撮影

3.「この発信者を着信拒否」をタップ

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画像:筆者撮影

4.「連絡先を着信拒否」をタップ

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画像:筆者撮影

非通知電話を着信拒否をする方法(iPhone)

1.[設定]から「電話」をタップ

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画像:筆者撮影

2.「不明な発信者を消音」をタップ

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画像:筆者撮影

3.「不明な発信者を消音」をオンにする

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画像:筆者撮影

こうすることによって、着信時に通知されず、非通知設定の着信履歴だけが表示されます。

対策することが重要

今回は、近年横行する「国際電話詐欺」について解説しました。まずはこのような詐欺があることを理解しておくだけでも、詐欺集団の餌食になるリスクは減ります。対策は「電話に出ない」と簡単なので、しっかり防衛しましょう。


ライター:ちだい
家電・モノライター&デザイナー。オーディオやバッテリーなどの小型ガジェットを中心にモノ系やカルチャー・サービスなどモノ誌で執筆。趣味は映画鑑賞と競走馬。