雨のパリがむしろいい！パリジャンのツウな雨の日のパリの楽しみ方6選

雨が降っても慌てない。「こんな時はカフェで雨宿りしよう」呑気なことを言いながらカフェに入ったかと思えば「雨が降ったおかげで君と出会えたよ! 」これぞパリジャン。パリを愛する彼らにとっては、雨さえ素敵な演出なのだ。

パサージュとは歩行者が通り抜けられる商業施設のことで、屋根があるから雨の日だって楽しめる。例えばパリ1区の〈ギャルリー・ヴェロ・ドダ〉は、大理石の床や華やかな装飾など150年前の趣がそのまま残り、タイムスリップしたような気分を味わえる。

フランスでレインウエアといえば《ケーウェイ》と決まっている。防水性はもちろん、バッグに忍ばせられるコンパクトさと軽量さ、そしてお洒落なデザインも……まさに欲張りなパリジャンのためのレインウエア!

雨で冷え込んだ体には、熱々のオニオングラタンスープがひと際染みる。パリじゃ大抵どこのカフェにもある大定番だけれど、日本で本物のおいしさを味わうなら迷わず〈オーバカナル〉へ。オニオングラタンスープ¥1390／AUX BACCHANALES

基本的にパリジャンは傘をささないけれど、ここぞという日のために上質な傘を持っている。創業100年経った今なお職人の手作業でつくられる《ギドゥジャン》がその代表格。アンティークのような動物の柄が特徴。

「パリは雨が一番素敵なの」劇中の印象的なセリフの通り、劇中に描かれる雨降るパリの街は、ただただ美しい。憧れのパリを旅行中のギルは、1920年代の古き良きパリへタイムスリップして……雨の日にホットコーヒー片手に見たい1本。『ミッドナイト・イン・パリ』

雨の日は“メイド・イン・フランス”の伝統的レインブーツでお洒落しよう。天然ゴム製の快適なフィット感!

PHOTOGRAPH_SUGANUMA SHOTARO
STYLING_OGURA FUKO
HAIR&MAKE-UP_NAGASAWA AOI
MODEL_LISA K.
EDIT_SHIBATA MOE
DESIGN_MATSUOKA SATSUKI

FUDGE vol.244 2023年11月号より