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幼稚園児のためのおうちでできるSTEAM教育

  • 2023.12.11

最近よく聞く「STEAM教育」。

現在、日本の文部科学省でも推進しているため、全国の学生、もしくは保護者であれば知っていると思い込んでいたのですが、まだまだ認知は低いようです。(STEM(STEAM)教育の認知度は22.8%と低い:2022年9月調査 学研教育総合研究所より)

まず、STEAM教育とはなにか?ですが、たくさんの専門家の方が丁寧に細かく説明してくれておりますが、その丁寧さゆえなかなか理解が難しいと思われる方も多くいらっしゃるようです。

ただ、実践している身としては、ざっくりと以下のように説明をしております。

Science(科学)、Technology(技術)、Engineering(工学)、Art(芸術)、Mathematics(数学)の5つの分野を横断的に学ぶ教育であること。問題解決力や子どもの創造性を育むのに効果的だと言われています。

幼稚園児は好奇心旺盛で吸収力が高い時期です。この時期から取り組むこともできます。

また、今後STEAM分野に関係する職業が多くを占めていくと予測されていたりと、これからの社会で求められるスキルを身につけるためにも、重要な教育だといえるのではないでしょうか。

近年、日本でも注目を集めています。

出典:あんふぁんWeb

幼稚園児でもできるおうちSTEAM教育のアイデア

実は、普段このブログでは歴史のことばかり書いておりますが、私自身が未就学児へ「STEAM教育」を取り組んでいることもあり、実はSTEAM教育こそが私の専門領域でもあります。男女関係なく、もっと身近にSTEAM教育に誰もが取り組めるようにと思い活動しております。

そこで今回は、幼稚園児のための「おうちSTEAM」のアイデアをご紹介します。

特に小学生前の未就学児は、コンピューター、プログラミングといった座学より、成長・発達の面で五感の体験に焦点を当てた取り組みが適していると考えます。

そのため、五感の体験!を意識した「おうちSTEAM」アイディアをいくつか提示してみたいと思います。

特別な教材や道具がなくても、身近なものを使って遊ぶことができますし、未就学児は身近でシンプルな体験や観察から楽しい学び・深い学び、横展開の学びにつなげることができます!

STEAM教育を意識した学びは親としてもとても楽しく、子どもの斬新な視点におどろかされたりもします。

シンプルなおうちSTEAM

幼稚園児といってもこの時期は成長の差に大きな開きがある時期でもあります。

子どもたちによって得意な学び方、ペースがちがいますので、お子様の様子をみて取り組んでみてください^^また、「こんなことがこの年代の子どもたちにとって楽しいことなの??」なんて感じることもあるかもしれませんが、見守ってあげてみてください。

1.自宅で:身近なものを使って実験をするアイディア

水のかさが増えたり減ったり、空気の圧力で飛んだり沈んだりするなど、身近なものを使って実験をすることで、科学の原理を体感的に学ぶことができます。

例えば、

・水のかさが増えたり減ったりする実験:お風呂場でもできます^^

・空気の圧力で飛んだり沈んだりする実験:こんな遊び道具を作ってみる。※以下URLを参考に

・磁石の性質を調べる実験:どんな素材ならくっつくか?とか自宅の素材でできます。

・音の性質を調べる実験:様々な素材・材料をたたいてみます。素材によって音が違ったり、響き方が違ったりします。

などがあります。

2.外で:自然を観察する

じっくり観察するのが得意・大好きなこの時期ならではの楽しい学びの遊びです。花の形や色、虫の動きなど、自然を観察することで、自然の不思議やルールを学ぶことができます。

例えば、

・花の観察

・虫の観察

・星空の観察

・雲の観察

などがあります。

自然体験は、STEAM教育の基本です。自然の中にはさまざまな科学や技術の原理が隠されています^^

もう少し事例をだしてみると

・木の実や石などの自然素材を使って、工作や造形をしてみる。

・雲の形や色を観察して、天気の変化について知る。

・昆虫や植物を観察して、生態系について学ぶ。

などの活動は、自然体験を通して科学や技術への興味や関心を育むことができます。

参考URL:「魚の形のしょうゆさし」が子どもの理系脳を育てる知育おもちゃに!!

もう少し複雑なおうちSTEAM

1.身近な材料を使った工作

工作は、子どもの創造力を育むのに最適な活動です。また、工作を通して、さまざまな科学や技術の原理を学ぶことができます。

例えば、

・段ボールや紙を使って、乗り物や家などの模型を作る

・ビーズやボタンなどの材料を使って、アクセサリーや小物を作る

・風車やソーラーライトなどの工作を作って、動力やエネルギーについて学ぶ

などの活動は、子どもの創造性を刺激し、科学や技術への興味や関心を育むことができます。

2.料理や掃除などの家事

もし、料理や掃除などの家事もできるようになったら、以下のような学びの遊びを取り入れることができます。

例えば、

・料理の盛り付けや、分量や温度などの科学的知識を活用する。

・掃除をする際に、重力や摩擦などの物理的な原理を活用する。

・家事の流れを自分で考えて、計画的に行うことで、問題解決力を養う。

などの活動は、子どもの生活に身近なSTEAM教育の要素を体験することができます。

3.絵本や図鑑、科学館や博物館、動画など

絵本や図鑑、科学館や博物館、動画なども、STEAM教育の学びに活用できます。

絵本や図鑑、動画などが好きな子どもたちは、そこで知ったものやことを実際に科学館や博物館に行ってみて、触れてみるのも楽しいかと思います。

例えば、

・科学や技術に関する絵本や図鑑を読んで、知識を身につける。

・科学や技術に関する動画を見て、実験や工作の様子を学ぶ。

・科学館や博物館などの施設に行って、実際に科学や技術に触れる。

これらの活動は、子どもの興味や関心を広げ、深めるに効果的だといえるのではないでしょうか。

出典:あんふぁんWeb

STEAM教育というと、少し小難しく感じてしまう・・・

STEAM教育というと、少し小難しく感じてしまう方もいると思いますが、未就学児の子どもに適したものは、もっと身近な学びの遊びのものだということです。

大人が難しいかな・・・と思っても子どもが興味を持ったものは、自然と集中して取り組むことができます。

また、子どもが自分で考え工夫して取り組むことで、学びが深まります。

ただ、子どものペースに合わせて進めることが大切です。(子どもがついていけないと、嫌いになってしまうこともあります)

子どもの様子をよく観察しながら、難易度や内容を調整しながら、子どもが失敗しても、否定せずに、一緒に考えて、一緒に学ぶという意識で取り組むと、保護者も楽しめるのがこのSTEAM教育の醍醐味です^^

<あんふぁんメイト Mika>

夫・長女4歳(幼稚園年中) 未就学児でも楽しめる”歴史”のことや、たまにSTEAM関連のおうち遊びを発信

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