1. トップ
  2. ファッション
  3. <アパレル店員時代>ピンヒールで走っていたら突然折れてしまい!?→【トホホな失敗談】とは?

<アパレル店員時代>ピンヒールで走っていたら突然折れてしまい!?→【トホホな失敗談】とは?

  • 2023.12.11

華やかなように見えて、実はかなりの力仕事で大変な職業の一つが、アパレル店員です。今回は私自身が実際にアパレル店員をしていた時の失敗エピソードをご紹介します。

画像: ftnews.jp

アパレル店員は、想像以上に大変!

当時、私はOLさん向けのコンサバ服を扱うブランドの店員をしていました。
スポーツばかりしていた学生時代には縁がなかった高いピンヒールを、毎日履きながらの立ち仕事は、スポーツとは比べ物にならないくらい過酷でした。
アルバイトで接客経験はあったものの、アパレル店員はあまりにも畑違いで、洋服を売る現場だからこその失敗をたくさんしてきました。

試着中の扉が開いてしまった

洋服を売るお店には必ず試着室があり、試着室の形も様々で、カーテンタイプと扉タイプがあります。
最初に配属された店舗ではカーテンタイプだったので、カーテンの開閉で使用の有無が見てすぐ分かりました。
しかし、次に配属された店舗は扉タイプで、なおかつ、扉の中で靴を脱ぐ仕様になっていました。なので、ノブのすぐ下に「空室」と「使用中」が手動で切り替えられる札がついていました。

配属された初日、接客したお客様を試着室にご案内して在庫確認などしていると、先輩社員が真っ赤な顔をしてこちらにやってきたのです。
「ねぇ! 試着室の札、変えなかったでしょ! 使用中だったのに開けちゃったじゃない! 気をつけてください!」と。しょっぱなから切り替え札の存在を忘れていたのです。

その日の休憩中、マネージャーにめちゃくちゃ怒られました。

ピンヒールで走っていたら折れて、お客様の◯◯に頭突き!

慣れないピンヒールを履くことはもちろん、そのピンヒールで走ることもしばしばありました。店舗によってはお店のすぐ裏にバックヤードが配置されているところもありますが、私の働く店舗は違うフロアや別館など、店舗から離れた倉庫にアイテムが置かれていることもありました。

ある日、「お客様急いでるから、大至急持ってきて!」と先輩に指示されて走って商品を取りに行き、店舗に戻って来る頃にはヘロヘロになっていました。
そしてあろうことか、店舗に到着したタイミングで、ヒールがポッキリ折れてしまったのです。

そのまま倒れそうになった私は、(ここで転んではいけないっ)と、変に中腰の体勢になってしまいました。前にどんどんつんのめっていき、最後はお待ちになっていたお客様のお尻めがけて頭突きをかましてしまったのです!
お客様は目の前にいた先輩に倒れ込み、そのままドミノ倒しの如く3人で倒れてしまいました。

これまた、休憩中にマネージャーに怒られました。

年始のセール準備で、寝過ごした!

年末年始はほぼ休みなしで出勤でした。年始のセールに向けて、年末にセールシールを貼ったり、セール用に発注したアイテムをバックヤードに納品したり、年始からの新作アイテムを揃えたり、たくさんやることがありました。

年末最後の締め作業を担当した時、さて帰ろうと思って片付けをして念のためバックヤードのセール品在庫を確認しに行ったら、値引きシールが貼り付けられていないラックを2つ発見してしまったのです。「え、これ、明日の初日に絶対出すやつ! 明日の朝じゃ間に合わない」と判断し、少し残業してから帰ることにしました。
一個一個値段を確認してシールを貼って、と作業していたら、だんだん疲れてきてしまったので、ふぅ~と手を止めて軽く目を閉じただけだったのですが……。

次に目を開けた瞬間、異様に頭がスッキリしている? と感じながらスマホを見たら、なんと日付が変わって0:10! そう、いつの間にか眠ってしまっていたのでした。
大慌てで守衛室に向かうと、守衛さんがまだ残っていてくれました。
「え! お姉さん! 何やってるの!」とめちゃくちゃ驚かれましたが、「あ、バックヤードで寝ちゃってました。あけましておめでとうございます。」と開口一番に言い放った呑気さに、爆笑された年明けとなりました。

いかがでしたか? もう何年も前の話で、当時のことは細切れでしか思い出せないほど過酷でしたが、今となって笑い飛ばせる思い出話になっています♪

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:南さおり

元記事で読む
の記事をもっとみる