GACKTさんインタビュー。髪も肌も全てが変わったというお手入れ法とは？

磨き抜かれた肉体や放つ言葉に、人生への飽くなき探究心が滲む。タフで麗しく、内なる炎は誰より熱い。現在50歳。日々進化を遂げているGACKTが語る、美に対する取り組みと、揺らぐことのないその生き方。

MAQUIA SPECIAL INTERVIEW輝きの裏にある努力、そして変わらない信念GACKT極める男の美学

ガクト●沖縄県出身。バンド活動を経て、1999年にソロ活動を開始。男性ソロアーティスト シングルTOP10獲得数は歴代1位を誇る。音楽以外にも活躍の場を広げ、前作の『翔んで埼玉』では第43回日本アカデミー賞にて優秀主演男優賞を受賞するなど、躍進を続ける。

厳しい環境に身を置くことで人はもっと強くなる

湯シャン＆肌断食で髪も肌も全てが変わった

映画の撮影に入る3カ月ほど前から始めたのが、“湯シャン”。実は一時期、病気の影響で毛量が減ったことがあって。飼い犬を診てくれている獣医から、犬も人間もシャンプーのしすぎは良くないと聞いたのをきっかけにお湯だけで洗うことにした。しばらくして毛量が増えて頭皮もすごく元気になったんだよ。髪の延長で肌断食も試したんだけど、1カ月でメイク直しが不要なくらいサラサラな肌に。その後も研究を重ね、今はお湯から水に変えて継続中。ボクが住んでいるマレーシアは日本より暖かいけど、水浴びはやっぱり冷たい。でも体って慣れるから、今では1時間以上浴びても体温が下がらない。むしろ以前は35℃あるかないかだった平熱が36.5℃まで上がって、人間って厳しい状況に身を置いた方が抵抗値が上がるんだと実感。ドライヤーも冷風で乾かすようにしたら、ブリーチで傷んでいた髪もすごく強くなったから。

ちなみに「湯シャンは臭いが気になる」と言う人もいるけど、それって酸化した脂の臭いなんだよ。水をたっぷり摂って体内の水分と油分のバランスが取れると、余分な脂が出なくなるから大丈夫。ボクの場合は、1日最低でも3Lは飲むようにしてる。

INFORMATION

『翔んで埼玉〜琵琶湖より愛をこめて〜』埼玉県をひたすらディスり、大きな話題を呼んだ前作から4年。スケールアップした本作は、事態が関西にまで飛び火し東西対決に発展。熱い郷土愛がぶつかり合う。GACKTさんが「2〜3回観ないと把握しきれないかも」と語る多彩な出演陣にも注目。11月23日（木・祝）全国公開。

©2023 映画「翔んで埼玉」製作委員会

MAQUIA 1月号
撮影／黒沼 諭〈aosora〉 ヘア＆メイク／タナベコウタ スタイリスト／Rockey 取材・文／真島絵麻里 構成／火箱奈央（MAQUIA）
衣装／HARAJUKU VILLAGE