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食べてポカポカ!東洋医学的「冬こそオススメ」食材3つ

  • 2016.1.22
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いよいよ本格的に寒い季節になりました。たくさん着込むのもいいけれど、どうせなら食べ物でカラダの中から温められるといいですよね。

そこで、今回は鍼灸師の筆者が、“東洋医学的”に考えた冬にこそ食べるべき3つの食材と、その食べ方をご紹介します。とっても簡単で美味しいのでぜひチャレンジしてみてくださいね。

 

■東洋医学的にオススメ!3つの食材

(1)実は冬でもオススメ「ニラ」

本来は春の食べ物ですが、最近では通年で流通しているニラ。胃腸を温め、気の巡りを改善する効果があります。ただし食物繊維が粗いのでとりすぎると胃腸に刺激を与えるので胃腸の弱い人は控えめに。

ニラを使った料理では餃子がおすすめです。ニンニク、しょうがを使い、ニラとキャベツと豚ひき肉で作ります。白菜ではなくキャベツを使うことで消化を助け、ニラとニンニクとしょうがは体を温める成分ばっちり。この季節なら餃子鍋でもいいですね。

(2)生理不順には「シナモン」

シナモンは血行を良くして毛細血管の循環が改善されることにより足の冷えを防ぎます。また、“活血通経(カッケツツウケイ)”という生理不順や生理痛を改善する働きもあります。

(3)やっぱり定番!ぽかぽかに効く「しょうが」

血行をよくする代表的なものが“しょうが”。微温性で胃腸を温めてくれます。発汗解熱作用があるので、寒気があったり風邪の初期症状のときにも使われます。

干したしょうがは“乾姜(かんきょう)”と呼ばれ、漢方薬としてよく使われています。生のしょうがより発散の力は弱いですが温める力は強くなるので、体やお腹を温めたい場合は干したしょうがの方がいいでしょう。

一方、生のしょうがの辛み成分“ジンゲロン”は、食欲を増進させたり代謝をあげたりする作用をもっています。また、発汗作用を高める働きも殺菌作用もあります。慢性的に疲労感や倦怠感を感じてしまいがちな気虚(ききょ)で、胃腸の弱い人にはとくにオススメです。

 

■シナモンとしょうがを摂取!「大人のジンジャーシロップ」のつくり方♡

材料:しょうが(500グラム)、きび砂糖(500グラム)、シナモンスティック(1本)、赤唐辛子(3本)、黒こしょう粒、カルダモンホール、コリアンダー、クローブ(各適量)、レモン汁少々

(1)蓋つきの鍋を用意しましょう。しょうがはスライスして、きび砂糖をまぶします。レモン汁以外の各スパイスを投入、蓋をして1日置いておきましょう。

(2)翌日レモン汁を入れて、とろ火で1時間煮込みます。時々かき混ぜるのがポイントです。

(3)温かいお湯と合わせれば“ホットジンジャー”の完成!

 

いかがでしたか? 今回紹介した食材3つはすべて、五味であらわすと“辛”の部類に入ります。発汗させて気を巡らせる作用があるので、冬には特にオススメ。風邪予防にもピッタリです! やはり“季節に応じた食べ物をいただくということ”は健康を保つうえで重要なこと。とはいえ、食べすぎには気を付けてくださいね!

【著者略歴】

※ 小西みわ・・・鍼灸師。女性専門サロン『美和鍼灸治療院』代表。あらゆる女性の悩みに対応した施術を行う。特に美容に特化した独自のメソッドは評判が高い。せんねん灸セルフケアサポーターとしてお灸の普及活動にも力を入れている。

【画像】

※ Yurchenko Iryna / Shutterstock

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