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「契約違反だから離婚だ!」私の退職を知るなり宣言する夫→私「あなたに帰る家ないけど?」夫の末路は

  • 2023.12.11
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共働きでいることを条件に、入籍した私たち。ありがたいことに子どもにも恵まれ、はたから見れば順風満帆な生活を送ってきました。しかし、夫は家庭をかえりみず、自分勝手なふるまいばかり。仕事をしつつ、家事や育児を1人でこなす私の体はすでに限界にきていて――!?

朝から頭痛がひどく、吐き気も増してきたため、早退した私。同じ会社で働いている夫の耳にもすぐに入ったようで、怒りのメッセージが送られてきました。

言い訳するな!

「さぼんなよ」

「俺だってしんどくても毎日働いてるよ?」

体調が悪い私は、「ごめんなさい……」と返事を返すのがやっと。しかし、敷地内別居の義母に息子を預けているため、「帰りに迎えに行ってくれない?」と頼むことは忘れませんでした。

すると、「は?同じ敷地内なんだから自分で行けばいいじゃん」「子ども預けて寝てるとかいい身分だな」と拒否。「今日は飯はあるんだろうな?最近手抜きばっかりでうんざりなんだよ」と、息子のことより自分のごはんの心配をしているのです。

「申し訳ないんだけど……、お弁当か何か、買ってきてくれないかな」と返すと、「あっそ」「イライラするし高い店行ってくるわ」とだけ返信が。もう少し夫が家事や育児を手伝ってくれれば……と、私は思わずにはいられないのでした。

契約違反で離婚!?

数日後――。

その日は朝からめまいがひどく、立っていられなくなってしまった私。上司にうながされ、そのまま病院に向かって診察を受けていました。検査結果は問題なく、日ごろの無理がたたっているのではないかということでした。

診察室から出ると、夫から連投メッセージが……。

「お前周りにどれだけ迷惑かけたと思っているんだ!夫の俺の評価まで下がったらどうするんだよ!」「たいしたこともないだろうに、病院なんか行きやがって……」と暴言の嵐です。

「ごめんね……でも、しばらくは休んだ方が良いってお医者さんからも言われたの」「子どものこともあるし、退職も考えてる」と返すと、「お前は仕事辞めたりしないよな?結婚する時にずっと共働きでいようって約束したもんな?」「うちの両親だって共働きだったけど、母さんは育児と仕事を完全に両立できてたぞ?」と圧をかけてきた夫。

「とりあえず、しばらく休みたいって明日上司に話すつもり……」と言うと、「そんなんで給料が減ったら許さないからな」「あーあ、知らないからな俺、どうなっても」と返してきた夫。その後は私が何を送っても、未読スルーされてしまいました。

1週間後――。

上司と話し合って、私は退職することに。上司は「長期休暇でもいい」と言ってくれたのですが、これ以上迷惑をかけたくないこともあり、最終的に自主退職を決めました。

退職したことを夫に告げると、「じゃあ離婚ね」と一言。

「離婚って、子どももまだ小さいんだよ…?」

「共働きが結婚の条件だろ」

「契約違反したお前が悪い」

いきなり離婚を持ち出され、私も頭に血がのぼって「夜泣きだってひどいし、少しでも家のことを手伝ってくれれば、仕事をやめなくても済んだかもしれないのに!」と言い返してしまいました。

「約束を破ったのはお前だろ!」「今住んでる家は俺の母さんの持ち家なんだから、子どもを連れてとっとと出て行け!」「俺には何もしない専業主婦に金を使うなんて絶対にごめんだね」と夫。なぜそこまで共働きにこだわるのでしょうか……。そう思っていると夫はこう言ったのです。

「だって2人で働いてれば、お前が働いた分を生活費にあてて、俺の給料は俺の好きなように使えるじゃん」

この人はどこまで自分勝手なんだろうと、呆れてしまいました。たしかに私の給料分は生活費にあてていましたが、夫の給料のほとんどは子どもの将来のために貯金していたはず。自分の血を分けた息子にも、情というものが湧かないのでしょうか……。

怒りよりも悲しみが勝ってしまいました。このままでは息子ともども、行くあてのないまま家から追い出されてしまいます。そこで私は、ある人に助けを求めることに――。

母は強し

数時間後――。

「おい!お前が母さんをけしかけたのか!?」「電話が会社にかかってきてんだよ!!」と、ひどく焦った様子の夫。

私は母屋に暮らしている義母に助けを求めたのです。事情を説明すると、義母は「痛い目見ないとわからないようね?」と言って、夫の携帯電話に鬼電。夫が電話に出ないとわかると、会社にかけて社員に丁寧に事情を説明し、「息子に電話をつないでくださる?」と言っていました。

隣でそのやり取りを聞いていた私は笑いをかみころすのに必死。しかも、電話に出た社員は私の仲良しの同期。その同期からは「あまりにもムカついたから話広めちゃった」とメッセージが届いていました。

同期の暗躍もあり、すぐに会社の人たちから白い目で見られるようになった夫。「とんだ恥をかかされた!」と怒っていますが、そもそもの原因は夫にあるのです。

義母によると、義母が仕事・家事・育児を両立できていたのは、協力的だった義父のおかげ。義父はすでに亡くなっているのですが、とても子煩悩だったそう。一方の夫は、泣いている息子をあやしてくれたことすらありません。

「帰ったら覚えてろよ……」と言った夫に、「あなたに帰る家はないよ?」と告げました。私から事情を聞いた義母は、すぐさま鍵屋を呼び、私たちの暮らしていた家と義母の住む母屋の両方の鍵を新しくしたのです。

ここは義母の持ち家。カンカンに怒った義母は、息子を追い出し、義娘である私と孫のみを住まわせることにしてくれたのです。さらに、義母は私たちが離婚しても育児や家事を手伝うと言ってくれたのでした。

帰る家だけでなく、私や義母、そして会社の人からの信用もすべて失ったことにようやく気付いたらしい夫。「謝るから!頼むからなんとかしてくれ……」「これからは俺もいろいろ手伝うから!」と泣きついてきましたが、こんな夫はもう必要ありません。

その後――。

私たち夫婦は離婚。私と息子は、相変わらず義母の家に住まわせてもらっています。元夫と離れたことが良かったのか、私の体調も次第によくなっていきました。今は前の職場の上司の紹介で、時短勤務で復職しています。

息子の幸せのため、と思って身を粉にして無理を続けてきましたが、私が元気でいなければ息子も悲しむでしょう。息子を守っていくためにも、これからは自分のことも大切にしながら生きていこうと思います。


著者:ライター ベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

ベビーカレンダー編集部

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