【彼は無事なのか?】ソン・ジュンギが兵役中に見てきた最前線体験が興味深い

BTSの4人のメンバーが兵役に就くことが明らかになった。これでBTSは全員が兵役に入ることになるわけで、改めてスターたちが軍隊でどのように過ごすかが注目されている。

これまでのスターの兵役経験で強烈に思い出されるのは、ソン・ジュンギが一時的に安否が心配された一件だ。彼は軍隊で過ごしたときに最前線の部隊で奮闘していたのだが……。

ソン・ジュンギといえば、『太陽の末裔』でエリート軍人を演じて大評判になったが、それは兵役を終えた後の出演だった。彼が入隊したのは2013年8月27日のことで、そのときはまだ『太陽の末裔』には出演していなかった。

部隊が駐屯していたのは、江原道（カンウォンド）の高城（コソン）であった。軍事境界線のすぐ南側に位置しており、最前線の部隊でソン・ジュンギは警戒勤務などを行なっていた。

そのときに大事件が起こった。2014年6月に部隊の中で銃乱射事件が勃発して、数人が銃撃されて死亡してしまったのである。韓国中を揺るがせたショッキングな出来事であり、芸能界でもソン・ジュンギの安否が本当に心配されていた。

颯爽とした軍服姿

もちろん、ファンの心配は並大抵ではなく、ソン・ジュンギの無事をひたすら願う人たちのメッセージがSNSに殺到していた。とはいっても、陸軍で起こった事件であり、情報が統制されて外部に出てこないのは仕方がないことであった。ファンが心配する中で、ソン・ジュンギの無事がようやく確認された。関係者も胸をなでおろした。

このような大事件を経てソン・ジュンギは2015年5月26日に除隊となった。

すぐに記者会見が開かれて、ソン・ジュンギは取材陣から「兵役中につらいことはなかったですか?」と質問された。答えを聞くまでもなく、つらいことがいっぱいあったと周囲は予測していたのだが、彼の答えは「つらいことは特になかったですね」というものだった。

さらに、ソン・ジュンギは「むしろ最前線で生活をして、俳優というより人生において良い経験になったと思います」と回答していた。

除隊したソン・ジュンギは直後に『太陽の末裔』に主演して、颯爽とした軍服姿を披露してくれた。

文＝康 熙奉（カン・ヒボン）