1. トップ
  2. ライフスタイル
  3. 増える“睡眠サポート”商品…実力は?2アイテムを正直レビュー、気の持ちようで多少は変化アリか

増える“睡眠サポート”商品…実力は?2アイテムを正直レビュー、気の持ちようで多少は変化アリか

  • 2023.12.10

昨年は「ヤクルト1000」が番付入り

増える“睡眠サポート”商品…実力は?2アイテムを正直レビュー
増える“睡眠サポート”商品…実力は?2アイテムを正直レビュー

「睡眠の質の向上」や「おやすみ環境をサポート」などとうたう商品が、2023年もさまざま発売されました。2022年、日経新聞社が毎年末発表している「日経MJヒット商品番付」でストレス緩和・睡眠の質向上をうたう「ヤクルト1000(Y1000)」が“西の大関”に選ばれるなど、こうした商品は近年ますます注目を集めています。

日常に手軽に取り入れられるものも数多くありますが、実際のところ“実力”はどうなのでしょうか。ドラッグストアなどで目にとまった商品を試してみることにしました。

ショーシューリキーー!!!から、おしゃれな寝室用

エステー 消臭力 Premium Aroma For Sleep 寝室用/¥547前後(税込み)
エステー 消臭力 Premium Aroma For Sleep 寝室用/¥547前後(税込み)

一つ目はエステーの「消臭力 Premium Aroma For Sleep 寝室用」です。「香りが導く、わたしの夢時間。」というキャッチコピーを掲げています。

消臭力といえば「ショーシューリキーー!!!」という力強いサウンドロゴが流れるちょっとコミカルなテレビCMの商品というイメージがありましたが、本品は夜空をデザインしたおしゃれなパッケージ。深い夜を思わせる濃紺色の「ドリーミングラベンダー」と、夕暮れ時の柔らかな色合いを思わせる「トワイライトローズ」の2種類展開です。

今回はデザインのかわいらしさもあってトワイライトローズを選びました。商品紹介のサイトページを見ると「心地良い眠りを支えるDreamScentz(TM)採用」とあります。その下に「DreamScentzとは、睡眠に関する研究から生まれたGivaudan社の技術です」との表記も。このGivaudan(ジボダン)社とは、検索するとスイスに本社のある世界的な香料メーカーとのこと。

外装をはがして香りをかいでみました。甘いだけでなくキリッとした上品さのあるローズの香りです。強過ぎないわずかな漂い方をするので、初めは気づかないくらい。時間がたつと徐々に部屋に香りが広がっていった印象です。

言わずもがな、医薬品ではないので、香りをかぐことで眠気が……というものでは当然ありません。ただ上品な香りに包まれて、何だか気持ちがリッチになって、リラックス効果はあるかもしれないと思いました。

その夜は電気を消した後もしばらくスマホでSNSを徘徊(はいかい)していましたが、そのうち眠りに落ちていました。

ちなみに翌朝目覚めたときには、そこそこ強めの香りが部屋に充満していると感じました。香りもののアイテムを普段使わない身としては、少し違和感がありました。

香りものに慣れていない人は、同じシリーズのミストタイプを選んで自分に合った適量を調節するのが良いかもしれません。

眠る前に飲むホットドリンクでリラックス

常盤薬品工業【機能性表示食品】すや睡眠 粉末タイプ 105g(5g×21袋)/¥2,160(税込み)
常盤薬品工業【機能性表示食品】すや睡眠 粉末タイプ 105g(5g×21袋)/¥2,160(税込み)

もうひとつ試したのは、常盤薬品工業の「すや睡眠 粉末タイプ」。小分けにされた粉末1袋(5g)をマグカップに入れ、お湯や温かい牛乳・豆乳を混ぜてホットドリンクとして飲むタイプの商品です。

機能性表示食品で、「眠りの深さ・目覚めたときの睡眠に対する満足感の向上に役立つ」とあります。天然ハーブ「ラフマ」が配合されており、「ラフマ由来ヒペロシド、ラフマ由来イソクエルシトリンには、睡眠の質(眠りの深さ・起床時の睡眠に対する満足感)の向上に役立つことが報告されています」とのこと。

お湯で溶いて飲んでみました。風味はパッケージにある通りアーモンドミルクの香り。少し多めのお湯を入れたこともあって、甘さは限りなくほんのりめの優しい味わいです。

スパイスのような心地良い刺激も相まって体がぽかぽかしてきました。眠る前に飲む温かい飲み物は、気分をホッとさせてくれます。体が温まったらすぐにお布団に入るのがおすすめ。とはいえ甘みのある飲み物を飲んだので、歯磨きはしておいた方が良さそうです。急いで支度を済ませて布団にINしました。

この夜も電気を消した後しばしスマホでSNSを巡回していましたが、レスバなどをするでもなくそのうち眠りに落ちていました。

眠りに就く前のルーティンを見つけて

どちらの商品も、かつて飲んだことのある市販の睡眠改善薬(第2類医薬品)と違って睡眠への即効性がないことは重ねて強調しておきますが、どちらも気持ちをリラックスさせたり穏やかにさせたりする“効果”はあるのかもしれません。

肝心なのは「この香りをかいだらよく眠れる」とか「このホットドリンクを飲んだ夜はぐっすり眠れた」とか、眠りにまつわる“成功体験”を得て生活のルーティンに組み込んで習慣化することかもという気がします。

「これがあれば良い睡眠を得られる」と信頼感を寄せられるアイテムを見つけられたら、ぜひ生活習慣に取り入れてみたいと感じました。

(LASISA編集部)

元記事で読む
の記事をもっとみる