物理学者・湯川秀樹が関係している？「ノーベル製菓」の昔の社名は？

ノーベル製菓は、演歌歌手・天童よしみさんが「なめたらあかん～」と歌うCMでおなじみのVC-3000のど飴のほか、グミやラムネなどを製造している会社です。現在の社名は、物理学者・湯川秀樹氏（1907-1981）と関係しているといいます。同社の昔の社名、知っていますか？

■1929年に大阪で創業

湯川秀樹氏と創業者・藤澤長治氏は、もともと知り合いだったそうです。その縁で、湯川氏がノーベル賞を受賞した1949年、同社は“ノーベル”の登録商標を出願し、1951年に取得しました。

創業してすぐに、生産を始めた開始したのが“星カブト印キャンディドロップ” 。ノーベルの登録商標を得た翌年の1952年には、“ノーベルジュース糖”と“ノーベル賞飴”を発売しています。その後、“VC-3000のど飴”や “男梅キャンディー”、グミの“SOURS”（サワーズ）などのお菓子を生み出しました。

そんな同社は1929年、大阪で「大長製菓所」 として設立されました。1935年に大長製菓合名会社へ変更し、1947年に大長食品株式会社を設立します。その後、1959年に現在の社名、ノーベル製菓に変更されました。

文/編集・dメニューマネー編集部