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【映画】『PERFECT DAYS 』あなたの感想が聞きたい映画です

  • 2023.12.9

地域特派員のめりしゃんです。年の瀬に試写でいい映画を見ました。とても静かな気持ちになりました。わたしの拙い言葉で感動を伝えられる気がしないのですが頑張って書いてみます。12月22日公開、あなたの感想が聞きたいなあ。

出典:リビングふくおか・北九州Web

ⓒ 2023 MASTER MIND Ltd.

監督はヴィム・ヴェンダース。主役は役所広司。舞台は東京。 カンヌ国際映画祭で男優賞を獲りましたからご存知の方もいらっしゃると思います。

ストーリーがあるのかないのか?

ざっざっざっ、通りを掃除する箒の音で目を覚ます。 目覚まし時計などない。 窓ぎわに置かれた植物に水をやる。 歯を磨き、髭をちょっと整え仕事に向かう。 同僚は今ドキの若者。 都会の中に木々の息吹を感じる。 そんな木々を愛する人たちと通りすがる。 木の根元に芽吹いた実生の苗をそっと持ち帰る。 ファインダーを覗かず木の葉を見上げ、フィルムカメラのシャッターを押す。 仕事が終わったら銭湯へ行って汗を流す。 行きつけの酒場に行く。 ふとんに入り本を読む。 眠くなったら寝る。

休みの日はコインランドリー、写真の現像プリント、写真の整理。 行きつけのスナック。

出典:リビングふくおか・北九州Web

ⓒ 2023 MASTER MIND Ltd.

人生は日々の繰り返し、こんどはこんど、今は今

PERFECT DAYS 繰り返し、繰り返し、繰り返し。 いったいわたしは何を見ているんだろう? 同じような繰り返しの日々の中に小さな出来事が挟み込まれる。 小さな波風が立つ。 それでもまた、同じような日々がまた巡っていく。 今日は今日。明日は明日。

映画を見終わった後にわたしが想像したのは、

主人公の平山(役所広司)は、年老いてあの部屋で静かに息をひきとり、実生からぐんぐんと育った木々の栄養となってあの部屋が森になる姿。

モノと欲にまみれて暮らしているなあと自分がちょっと恥ずかしくなります。ミニマリストとか断捨離Ⓡとか、そんな流行りの言葉とは無縁の生活。 でもわたしは今日もまた何かムダなものを買ってしまうのです。

ああ、なんだかじたばたしている師走に見て浄化されてください。

映画を見るとき、登場人物の誰に自己投影してるか?って考えちゃうのですけど、今回わたしは木にばかり目がいってしまいました。

わたしにも散歩コースにお気に入りの木があります。

音楽にも耳を澄ませてみて

「FEELING GOOD」 ヴィム・ヴェンダース自ら、主人公の平山が聞きそうな音楽を選んだという曲が流れます。車の中で流れるカセットテープの音に、え?昭和の映画じゃないよね?と一瞬とまどいました。

日本の母親には余裕がない。 お金のない若者は恋もできない。 っていうのがちょっと気になりました。世相ですね。

『PERFECT DAYS』 2023年12月22日(金)公開 監督:ヴィム・ヴェンダース 脚本:ヴィム・ヴェンダース、 高崎卓馬 製作:柳井康治 出演:役所広司、柄本時生、中野有紗、アオイヤマダ、麻生祐未、石川さゆり、田中泯、三浦友和 製作:MASTER MIND 配給:ビターズ・エンド 2023/日本/カラー/DCP/5.1ch/スタンダード/124 分 ⓒ2023 MASTER MIND Ltd. perfectdays-movie.jp

福岡県内の上映館:TOHOシネマズららぽーと福岡、kino cinema 天神、T・ジョイ博多、ユナイテッド・シネマ キャナルシティ13 、シネプレックス小倉、T・ジョイ久留米、ユナイテッド・シネマなかま16、ユナイテッド・シネマ トリアス久山

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