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京都で話題のノスタルジックな町家カフェで、自家焙煎珈琲とヴィーガンのサンドイッチ&スイーツを

  • 2023.12.8

東京で人気の自家焙煎珈琲専門店「TORIBA COFFEE」が、2023年2月、京都・二条通に「TORIBA COFFEE KYOTO」の暖簾を掲げました。老舗和菓子店だった築100年以上の古き良きたたずまいを残しながら、現代の感性を融合して独創的な空間に再生。ノスタルジーを感じつつもどことなく新しい、そんな絶妙な空気感が魅力です。ハワイ島の自家農園産をはじめ最高級の珈琲豆を使った香り豊かなコーヒーを片手に、ホッとひと息つきませんか。

京都で話題のノスタルジックな町家カフェで、自家焙煎珈琲とヴィーガンのサンドイッチ&スイーツを
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鴨川ほとりの川端二条を東へ

京都で話題のノスタルジックな町家カフェで、自家焙煎珈琲とヴィーガンのサンドイッチ&スイーツを
ロゴデザインはグラフィックデザイナーの佐藤卓氏によるもの

京阪三条駅または地下鉄東西線の三条京阪駅から北へ徒歩7分ほど。二条通を東へ進むと、染め抜きの「ト」の暖簾を掲げた趣ある町家が現れます。

元・老舗和菓子店の建物を再生

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通りに面したガラス窓からやわらかな光が差し込む

こちらは、2022年1月末、惜しまれつつ暖簾を下ろした老舗和菓子店「京華堂利保」だった建物で、その前は呉服店でした。和菓子店時代のレトロなガラスのショーケースや、呉服店時代からあるという花頭窓、壁に設えた風合いのいい木の棚などが、建物の紡いできた歴史を静かに物語っています。

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壁の写真は、このとき個展を開催していた写真家・田島一成氏の作品

吹き抜けになった開放感のあるカフェスペースで目を引くソファは、イラン、カザフスタン、トルコなどのアンティークカーペットを生かしたオーダーメイド。穴があいたり傷んだりした土壁には金箔を貼ってアクセントに、といったように元の町家のつくりを巧みに生かしてリノベーションしています。

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窓の向こうの坪庭とつながっているかのよう

元は板の間だった部屋は、床板を抜いて、青森から取り寄せたヒバの廃材のチップを敷きつめています。土に降り積もった落ち葉の上を歩くような、フワッとした感覚。踏みしめるとパリパリッと小さな音がして、ほんのりと森の香りが漂います。

お酒も楽しめるエスプレッソバー

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古いものをリメイクしたという欄間の向こうがエスプレッソバー

和菓子店時代に厨房だった場所は、ピンク色のネオンライトが煌めくエスプレッソバーに。日本では珍しいハンドルレバータイプのクラシックエスプレッソマシンで作るエスプレッソやカフェラッテのほか、東京西麻布の伝説のパブゆかりのカクテルなどお酒も楽しめます。

自家焙煎のフレッシュなコーヒー

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テイクアウトや豆の購入はこちらのカウンターで

ハワイ島にある自家農園から届く、香り高く芳醇な深みが特徴の「100% ピュアハワイ・コナ」をはじめ、酸味が苦手な人でも毎日飲める「浅煎りブレンド」、京都の水に合わせた「マイルドブレンド」など各種ブレンドコーヒーがスタンバイ。昔ながらの製法で作られた京番茶、紅茶、ハーブティーなどコーヒー以外のドリンクも充実しています。

フード&スイーツはヴィーガン

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「たまごサンドのようなサンドイッチ」1000円。スタイリッシュな食器はイタリアのコジタベッリーニ社のもの

木曜から日曜までは、肉や魚、卵、乳製品など動物由来の素材を使わないヴィーガンのフードメニューもお目見えします。「ヴィ―ガンだから仕方がない、ではなく。考え抜いた食感と味つけの方程式で、ホンモノを超えられると思います」と、オーナーの鳥羽伸博さん。

パンが主張しすぎないようにと、シンプルに焼き上げた自家製パンで作るサンドイッチは4種。いちおしは、「たまごサンドのようなサンドイッチ」。ひと口め、ふた口め……何度ほおばってみても、風味も食感もやっぱりたまごサンド。でも、卵や、卵由来のマヨネーズはもちろんのこと、バターも使用していないというから不思議。その秘密を聞くと、なるほど!と斬新なアイデアに驚き、心弾む一品です。ぜひ味わってみてくださいね。

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コーヒーと相性抜群の「カヌレ」600円は売切れ必至の人気メニュー

スイーツは、ひとつひとつ店内で焼き上げるカヌレ、ミルクレープ、生寒天と大納言あずきなど。こちらもすべてヴィーガンメニューです。

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ことりっぷ

珈琲豆を買って帰ったり、淹れたてのコーヒーをテイクアウトしたり。そんな時短利用もいいけれど、新旧の粋が共鳴する稀有な場所で、ゆったりとカフェタイムを過ごしてはいかが。

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