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義妹「お姉さん分の遺産もください」→私を追い出した義妹の悲しい結末とは?!

  • 2023.12.8

これまで仕事一筋で生きてきた私。母が亡くなり、結婚して家を出た弟と遺産の分配を行うことになりました。しかし、一度決まった話を義妹が変えようとしてきます。それは、私にはずいぶんと不利な話で……。

弟は将来的に義妹の実家に住むつもりらしく「家をもらっても困る」と言うので、私が実家をもらい、弟が金融資産という分け方をすることに。相続についてはスムーズに話がまとまったと思ったのですが……。

思い出の詰まった実家を相続

母の葬儀も終わり、そろそろ遺産相続の手続きを進めていかないといけないと思い、私は弟に連絡をして最終確認をとりました。


葬儀のときには、弟が金融関係、私が実家などの不動産関係を相続するという話になっていました。結婚して家を出た弟は、将来的に義妹の実家に住む予定のよう。
義妹には兄がいますが、両親から溺愛されているのは義妹のほうなので、実家を譲り受けることになるだろうというのです。そうなると、弟夫婦にとっては家よりも金融資産のほうがありがたいのだそう。

私はまだ結婚をしておらず、ずっと住んでいる実家に思い入れがあるので、家を相続できるのならそれで納得。というわけで、わが家の遺産相続は特に揉めることなくスムーズに決められました。

やっぱり家を譲ってほしい?!

数週間後。
私のもとに義妹から連絡が。義妹が弟を経由せずに連絡してくるなんて珍しいので、一体何があったのかと思ったら……。

「実はご実家を譲っていただけないかと思いまして」

突然何を言い出したかと思うと「弟と一緒に住もうと思っているから、実家を譲ってほしい」というのです。義妹は、ご両親から「実家は兄に相続させるつもりだから渡せない」と言われてしまったとかで、慌てて私のところに連絡をしてきたよう。


そもそも、実家を相続する約束などはしておらず、単純に自分のほうが兄よりもかわいがられて育ってきたから、実家も自分にもらえると思っていたというのです。


そして、最近お父様の介護をきっかけに兄夫婦が同居をはじめたようで、そのまま兄夫婦が実家を相続することになったのだとか。義妹は介護なんてやりたくないと拒否していたといいます。それなら、実家が手に入らないのは当然のことだとは思いますが、それと私が実家を譲る話は別。弟は金融資産を相続しているので、「今さら実家まで欲しいと言われても困ってしまう」と話すと、すでに遺産は借金の返済に充てて残っていないと衝撃の事実を告げられました……。


弟はそれなりに優秀で収入も決して低くはないはず。しかし、浪費癖があったため、心配はしていました。でもまさか、借金を作っていたなんて……。そういう事情から、相続のときに金融資産を欲しがったのも納得がいきました。さらに驚くことに、義妹はすでに今住んでいる家を引き払う準備ができているようで「できるだけ早めに出て行ってほしい」と言ってきたのです。弟もこの話は知っていて、こんな無茶な言い分にも同調しているよう……。

どこまでも自分勝手な義妹に腹が立ちましたが、幸いなことに引っ越し先には当てがあったため、お望み通りに出て行ってあげることにしました。

「あ、家を出るときにお姉さんの私物は全部持って行って下さいね?」
「あっても邪魔ですし、処分するのも面倒なので」

……最後まで図々しい義妹でしたが、私のいらない私物はすべて自分で処分すると伝え、私は作戦を実行することにしました。

私物なので、処分します!

1カ月後。

「来週引っ越しますので早く出て行って下さいね」

義妹からの連絡はいつも突然で、相変わらず言っていることは自分勝手……。
ですが、今回は私も準備をしていたので問題ありません。

「明日出ますよ。明後日取り壊しなので」

私の言葉に義妹は驚いています。

「取り壊し……?」

義妹は「私物は処分しておいて」と言った自分の言葉を忘れたのでしょうか。この家、実は私が親孝行のつもりで立て直した家で、名義はもともと私になっていました。私物である家は持っていけないため、私は処分してから出て行くことにしたのです。つまり私が母から相続したのは、土地だけ。

実家に住むつもりだった義妹は、この話を聞いて大慌て。でも、金融資産に加えて土地まで譲ると言っているのだから、私は十分すぎるくらいやってあげているはずです。「義理とはいえ姉妹なんだから、見捨てないで」と言ってくる義妹。そして、その後義妹から話を聞いた弟が怒鳴りこんできました。私は「人のことを責める前に自分たちの身勝手さを反省すべきだ」と、最後の忠告をしました。


その後放っておいたら、義妹のご両親やお兄さんも不幸になるんじゃないかと思い、私は義妹のご家族にも今回のことを話しました。もちろんご両親はご立腹。弟夫婦は義妹の実家を頼ることもできなくなり、しばらくはネットカフェの住民になっていたそうです。ただ、幸い弟が正社員だったので、なんとか新しい家を見つけることはできたよう。浪費癖がぬけないせいで、かなり厳しい生活になっているようですが……。

私はというと、弟夫婦への最後の援助として土地を買い直し、小さなアパートを建て、今は仕事をしながら大家としてアパート経営をしながら生活しています。その資金で少しでも真っ当になってくれればと思いますが、それはもう私には関係のない話です。
これからは、両親との思い出が詰まった土地で、新しい家族の幸せ作りを応援していきたいと思います。

◇ ◇ ◇

姉の遺産まで手にしようとしたことで、一度住む場所を無くした弟夫婦。結局姉が土地を買い直してくれたことで丸く収まりましたが、弟夫婦には姉の慈悲があったからこそだと反省してほしいですね。そして、姉の「少しでも真っ当になってくれれば」という切実な願いが弟夫婦に届けばいいですね。


著者:ライター ベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

ベビーカレンダー編集部

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