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夫「ケーキは俺が取りにいくよ!」【クリスマスに張り切る夫】を尾行 → "クロ確定"の光景にブチ切れ!!

  • 2023.12.8

クリスマスにはお店でケーキを注文して、家族でパーティーをするご家庭は多いのではないでしょうか。これはケーキを受け取りに行くという旦那さんの行動がどうも怪しかった、と話す私の友人Tさんから聞いたお話です。

画像: ftnews.jp

楽しみにしていたクリスマス

Tさんは当時、旦那さんと5歳の子どもと3人暮らし。

いよいよ来週に控えたクリスマスを楽しみにしている子どものために、ツリーを飾り付けたり、クリスマスケーキを予約したりと準備は万端。

「クリスマスは休日出勤しないでね、楽しみにしてるんだから」
その年のクリスマスは日曜日。Tさんは最近残業続きで帰りが遅く、休日出勤の増えた旦那さんにそう頼んでいました。

実は旦那さんが残業や休日出勤しているのは、仕事が忙しいせいではないのではないか、と疑念を持っていたTさん。

なぜなら旦那さんが帰ってきたとき、時々上着に茶色の長い髪や、ほのかな香水の香りがついていたからです。

「満員電車でついたんだよ!」
旦那さんはそう言いますが、それにしても頻繁すぎます。何よりいつも香水が同じ香りなのも疑わしく思ったのですが、Tさんは旦那さんに追及するのをやめました。

「ちょっと泳がせてやる…… 」
Tさんはそれから旦那さんの帰宅の遅い曜日と、香水の香りがした曜日をスマホにメモをして、いつか旦那さんが尻尾を出さないかと待っていたのです。

ただクリスマスはさすがに何もしないだろう、子どものためにきっと家にいてくれる、とTさんは旦那さんを信じていました。

いよいよクリスマス当日

待ちに待ったクリスマス。Tさんは予約していたケーキ屋さんにケーキを取りに行くため、昼間から外出をする支度をしていました。

「じゃあ、ケーキ取りに行ってくるからお部屋の飾りつけしててね」
旦那さんと子どもはクリスマスパーティーの準備中。車のキーを手に取ったTさんに、慌てた様子で旦那さんが言いました。

「ケーキは俺が取りに行くよ! ママ、パーティーのご馳走作るのに忙しいだろ?」
「まあ、そうねえ……」
「もう飾りつけも終わるしさ、俺が行ってくるって!」
なかば必死にそう言い張る旦那さんの様子に、Tさんは何か怪しいと思わずにはいられませんでした。

ケーキ屋さんに行ってみると……

「よし! 尾行してやる」
旦那さんが車で出かけたのを見送って、Tさんは子どもとママチャリにまたがりました。
その足で、ケーキ屋と自宅の間に位置する自分の実家に行き

「お母さん、ちょっとこの子お願い!」
「え? あんたどこ行くの」
「すぐ戻るから!」
とTさんは実母に子どもを預け、再びママチャリに乗って猛スピードでケーキ屋に向かいました。

「あ、ちゃんとケーキ屋行ってるみたいね……」
ケーキ屋の駐車場に旦那さんが乗って行った車があるのを確認し、Tさんは一安心。店から少し離れたところに自転車を停め、そっと物陰から店内の様子を伺いました。

ケーキ屋さんはガラス張りで、ショーケースやレジのあたりもよく見えます。それなのに、そこに旦那さんの姿はありません。

「あれ、どこだ?」
Tさんはぐるっと店の横に回り、併設されているティールームをのぞき込みました。
「あっ!!!」
ティールームの中にはお茶を楽しむ女性たちに紛れて、若い女性と一緒にお茶を飲んでいる旦那さんの姿が。

「何やってんだあいつ」
Tさんはそのままずかずかと、ティールームに突撃しました。
「マ、ママ! どうしてここに? いや、違うんだこれは」
旦那さんは慌てふためいた様子。一緒にいる女性も、ママという言葉にさっと顔色を変えました。
「あの、違うんです奥様」
慌ててぱたぱたと手を振る女性から、いつも旦那さんの上着から香ってくる香水の香りがしました。
「一体何が違うのよ。クリスマスは一緒にいられないから、せめてお茶だけでもってとこでしょ? 昼間っからニコニコ不倫デート楽しんでんじゃねえよ!!!」
Tさんはそう言って、旦那さんが食べている途中のケーキを旦那さんの顔にぐちゃっと押し付けました。
「メリークリスマス! とんだサンタさんの登場ね!」
旦那さんの頬と顎に生クリームがべったりついて、思わず笑ってしまったTさん。

「あ、早くケーキ持って帰って来てよ。待ってるからね」
そう言い残し、Tさんは再びママチャリにまたがって子どもを迎えに行きました。

数分後、旦那さんはクリームやスポンジをまだ少しぬぐい切れないままの姿で、慌てて帰ってきたといいます。

その後クリスマスパーティーは無事に終わり、子どもが寝た瞬間に旦那さんは土下座。すぐに不倫を認め、もう別れると誓ったそうです。

Tさんにとってはとんでもないクリスマスでしたが、結果的に不倫相手と別れさせることができて良かったですね。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:緑子

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