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大正生まれの「ボンタンアメ」北欧デザイン登場 コラボグッズ展開の狙いとは?

  • 2023.12.8
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みんな知ってるパッケージから描き起こし

大正生まれの「ボンタンアメ」北欧デザイン登場 コラボグッズ展開の狙いとは?
大正生まれの「ボンタンアメ」北欧デザイン登場 コラボグッズ展開の狙いとは?

セイカ食品(鹿児島市)が製造する「ボンタンアメ」。1925(大正14)年生まれのロングセラーお菓子にこのたび、北欧デザインを取り入れたテキスタイルパターンが登場しました。ライセンス商品の企画製造などを行うヒキダシ(東京都江東区)との協業によるもので、このパターンを配した商品化第1弾としてマグカップとボウルの食器が発売中です。

ボンタンがちりばめられた食器に

その名も「ボンタンアメ(R)パターン」。ボンタンアメの箱にデザインされた南国特産果実ボンタン(文旦)と紺色が北欧風の柄として描き起こされています。

モダンなムードをまとったパターンを使う商品化第1弾は、1941年に米国オハイオ州で誕生したガラス食器ブランド「Fire-King(ファイヤーキング)」とのコラボです。

ミルクホワイトとサファイアブルーのガラス地に、細かいボンタンの総柄プリントを施したスタッキングマグとボウルの2種類計4アイテムで、レトロさとヴィンテージ感のあふれる食器に仕上がっています。

日本の誰もが知るボンタンアメを、北欧デザインに描き起こした狙いはどのようなものなのでしょうか。ヒキダシの担当者に話を聞きました。

なぜ大正生まれの“和菓子”を北欧デザインに?

「ボンタンアメ(R)パターン」
「ボンタンアメ(R)パターン」

Q.今回の企画は、どのような経緯で決まったのでしょうか。

担当者「私は関東の出身ですが、ボンタンアメは子どもの頃から好きで思い入れのあるお菓子でした。配色やボンタンの絵柄、ロゴのフォントの雰囲気など、箱のパッケージデザインもすごく好きで、箱ではボンタンの絵柄が切れていて一部しか見えていませんが、全体の絵柄が見たいなというところが、今回の企画に至る初めのきっかけです。

ボンタンアメのパッケージデザインをそのまま利用するのではなく、今の良いデザインを壊すことのないよう、新たなデザインを作り出し、お菓子以外の商品で利用することで、ボンタンアメのイメージを壊さず、ボンタンアメの世界を広げるような取り組みになれればと考えています」

Q.大正生まれの“和菓子”を北欧デザインに落とし込んだ狙いを教えてください。

担当者「いわゆる北欧テイストのテキスタイルデザインの持つ柔らかな雰囲気は、ボンタンアメの世界観に近しいと考えています。そのため、違和感なく受け入れていただけるデザインとして、北欧テイストのテキスタイルデザインに落とし込みました」

Q.どのようなユーザー層をターゲットにしていますか。

担当者「ボンタンアメを知っている人はもちろん、知らない人にも手に取っていただけるような商品企画を目指しています」

Q.「第1弾」とありますが、第2弾以降も展開がありますか。

担当者「今回、第1弾としてFire-Kingブランドのテーブルウエアを作成しましたが、今後はそれ以外の分野での展開も予定しています。

ボンタンアメの魅力をさらに広げるものとして微力ですが、ボンタンアメを普段食べていらっしゃる人も、しばらく食べていなかった人にも、ボンタンアメを口にするきっかけになれれば幸いです」

(LASISA編集部)

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