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あなたの自律神経、いま、どんな?|自律神経と上手につきあう④

  • 2023.12.7
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あなたの自律神経、いま、どんな?|自律神経と上手につきあう④
出典 FUDGE.jp

朝、目が覚めて、夜は眠る。心臓は鼓動して血液を送り出し、呼吸で空気を入れ替えられ、食べたものは消化されて、外へ出ていく。その繰り返し。頭で考えなくても続いていくその運動を担っているのが、私たちの自律神経。自律神経は、生命の動きを絶えず未来へつなげている。昨日も今日も、この瞬間も。

普段の生活を振り返り、質問にYES・NOで回答を。YESの数をカウントしたら、判定シートで状態を確認してみて。

教えてくれたのは…

成城 松村クリニック院長 松村圭子先生
婦人科専門医。若い世代の月経トラブルから中高年の更年期障害まで、女性の一生をサポートする診療を行う。更年期に入って体調を崩したことをきっかけに、生活習慣を徹底改善。食事や睡眠など「暮らし」の見直しを提案する著書も多い。

せたがや内科・神経内科クリニック院長 久手堅司先生
内科・神経内科・頭痛・脳卒中専門医。2013年に開院。「自律神経失調外来」「気象病・天気病外来」「肩こり・首こり外来」など特殊外来を立ち上げ、多くの患者のニーズに応える。精神面だけではなく骨格から自律神経のバランスを整える方法を提唱。

元気になる整体院代表 原田賢先生
1976年生まれ。会社員時代、過度な労働から自律神経失調症を患い、その後うつ病により休職。自らの経験をもとに、自律神経専門の整体院を日本ではじめて開院。整体施術のみならず、メンタル面や栄養指導まで包括的にフォローしている。

自律神経を整えることで揺さぶられない身体をつくる

「自律神経が乱れる原因はひとつではないので結局、食事や睡眠、運動、姿勢、そしてストレスを逃す考え方などあらゆる面からの見直しが必要に。それを日々継続することが必要だから、ラクなことではないんです」(原田先生)

何のために自律神経のバランスを整えるかといったらそれは、外的要因からの過度な影響を受けにくくし、健康的で“調子のいい”毎日を送るため。これまで身体と心につけてしまったクセを直して、ブレない自分を手に入れるため。

「自律神経を整える習慣を、少しずつでも、ゆるくてもいい。持続し続けることが大切です」(松村先生)

身体も心も、それを支える自律神経も、いまだけの限定品ではなく一生もの。できるだけ長く快適につきあっていくために、まずは自分の状態を把握して、できることからはじめてみましょう。

CHECK!!

1. 朝起きるのが辛く目覚めがスッキリしない
2. 眠れない or 寝つきが悪く、寝ても疲れが取れにくい
3. いつも疲労感やだるさがあり、調子が悪い
4. 慢性的に首・肩がこっている
5. 頭痛やめまいが起きやすい
6. 胃痛、胃もたれ、下痢、便秘など胃腸の不調がある
7. 喉が詰まっているように感じるなど違和感がある
8. 動悸や胸のざわつき、不安感、息苦しさがある
9. イライラ、モヤモヤしやすく、落ち着かない
10. パソコンやスマートフォンを長時間使用する
11. 運動(筋トレを除く)をあまりしない
12. 天候(気圧、寒暖、湿度)の影響で不調が起きやすい

チェックリスト監修:久手堅先生

現在の自律神経を判定!

YESが0〜4個:【良好】GOOD!
現状では良好な状態。ただし、寝不足や不規則な生活などが続くとすぐに乱れてしまうのが自律神経。ストレスを適度に発散し、いまの健康的な生活を維持して。

YESが5〜8個:【不安定】CAUTION!
肩こり・首こりなどはないか、いま一度チェックを。身体が不調のサインを出しはじめているので、規則正しい生活を心がけ、心身ともにいたわってあげることが大切。

YESが9〜12個:【乱れすぎ】DANGER!
肩こりや身体的疲労などがあっても自覚症状がない状態であれば、自律神経がかなり乱れている可能性が。早急に日々の生活を見直し、頑張りすぎない毎日を。

illustration : Ayaka Otsuka edit&text : Kei Yoshida re-edit:Yuri Iwata[press lab]
※kiitos. vol.23(2022年5月13日発売)より抜粋。

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