格安SIMへの乗り換え、ちょっと待って！「大手キャリアの回線」を使ったほうが実はお得な4つのケース

「格安SIMに乗り換えるとお得」とよく言われますが、すべての人に当てはまるわけではありません。大手キャリアのままでいたり、逆に格安SIMから大手キャリアに乗り換えたりしたほうがよい人もいます。大手キャリアが向いている人は、どんな人でしょうか？

高画質の動画をよく見る人やインターネットで大量のデータをやり取りする人はドコモ、au、ソフトバンクなど、大手キャリアの無制限プランを使いましょう。大量のデータ通信を行う場合、格安SIMだと逆に割高になります。

また、無制限プランに入ってテザリングを使うことで、自宅の光回線が不要になるかもしれません。テザリングとはスマホをモバイルルーターのように使い、パソコンやゲーム機などにインターネットをつなぐ機能です。

光回線をやめれば、おおむね4,000〜6,000円の固定費を減らせます。格安SIMと自宅光回線の組み合わせよりも、無制限プランだけのほうがお得に使える場合があるのです。

ただし、ソフトバンクとauは無制限プランでもテザリングができるデータ量に制限があります。テザリングでもデータ使用量を気にせずに使いたい人は、ドコモを選びましょう。

ドコモ、au、ソフトバンクの料金プランに家族で入れば、家族間通話が無料になります。通話料金は通常30秒22円なので、1時間電話する場合は本来2,640円かかります。

格安SIMに家族間通話が無料になるサービスはありません。家族間通話が多い人は、家族でキャリアに契約したほうがお得な場合があるのです。

大手キャリアは通信以外にも決済や通販など、さまざまなサービスを行っています。大手キャリアのユーザーは、それらのサービスをお得に使えます。

たとえば、PayPayをよく使う人はソフトバンクがお得です。ペイトク無制限に入れば、PayPayを使った時のポイント還元率が5%も上がります。

格安SIMには窓口がないか、あっても極端に少ないため、申し込みから回線の開通、トラブルの対応まで、すべて自身で行わなければならないことがあります。スマホに詳しくない人は、難しいと感じるかもしれません。

大手キャリアは全国の至る所に店舗があるので、手厚いサポートを受けられます。スマホを設定する時や壊れた時に窓口で対応してほしい人は、大手キャリアを選びましょう。

文/編集・dメニューマネー編集部