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「カレー作りに行っていい?」家に帰りたくない彼女が男友だちに聞くと彼がまさかの<母娘トラブル>

  • 2023.12.7
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りささんの母は、人の気持ちを察したり空気を読んだりすることが苦手。楽観的な上にうっかりミスが多く、自分のミスは人のせいにしがち。そんな母でしたが、母なりに娘を愛する気持ちは伝わって来ていたため、りささんは母を憎めずにいました。一方で父はそうは思わず、母の行動が原因で夫婦喧嘩が絶えず起こり、祖母の死後、両親は離婚。りささんは母と2人暮らしとなりました。高校卒業後、フルタイムで働き始めたりささん。仕事の間は、うつを発症した母のことを考えなくて良いので気が楽でしたが、家に帰ると毎夜のように知人を呼んで大騒ぎしている母の姿に、思わず涙が溢れます。母の面倒をみれるのは自分しかいないにもかかわらず、母は自分を大切にはしてくれていない状況に、心休まる場所を求めて家を飛び出したりささん。そんなりささんに救世主が現れます。

家を出て泣きながら道端に座り込んだ私を呼ぶ声。
その声の正体とは……?

幸せなはずなのに…

暗闇の中りささんに声をかけたのは、高校時代の同級生・ゆうたでした。


ゆうたは数時間前、街で出会ったりささんの具合が悪そうだったこと気になり、りささんの住むアパートまで様子を見に来ていたところだったのです。


りささんが泣いている理由は聞かず、何かを察して「かわい子ちゃんが座ってた!」とおどけながら話すゆうたの姿に、りささんは居心地の良さを感じます。

ゆうたと2人、改めて家へ帰ろうとするも、ドアの向こうから母が自分をまったく心配しておらず、むしろけなしている言葉が聞こえ、りささんはハッとします。
そんな姿を見たゆうたは、りささんを自分の家へ誘ったのでした。

このできごとをきっかけに、母をきらいにならないためにもと、母と別れてひとり暮らしを始めたりささん。
しばらくすると謎の体調不良もよくなり、ゆうたと結婚を前提に交際を始めるなど、りささんは人生の再スタートを切ったのでした。

このタイミングでゆうたとりささんが再会したのは運命だったのではと思ってしまうほど、ゆうたの存在に皆さんもホッとしたことでしょう。


ようやく自分の幸せへと歩き始めることができたりささん。


2人のこの先に幸あれと願うばかりですね。


著者:マンガ家・イラストレーター てにくまちゃん。

ベビーカレンダー編集部

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