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後輩のミスに「ちゃんとして!」と【必要以上に責める先輩】に違和感。→ 新人が暴いた"先輩のウソ"とは!?

  • 2023.12.6

先輩が後輩の指導をするのは仕事上必要なことです。
しかし「叱ること」自体が目的になって、なんでもかんでも指摘する人がいたら……。
今回はそんな人を黙らせた瞬間を目撃したという友人から聞いたお話です。

画像: 後輩のミスに「ちゃんとして!」と【必要以上に責める先輩】に違和感。→ 新人が暴いた

ミスの指摘ばかりする職場の先輩

私の職場には、悩みの種になっている先輩がいました。
この先輩は、「後輩のミスを見つけて叱ること」が先輩の役目だと思っているような人でした。

そのため1日のほとんどを人のミス探しにあてているのでは? と思うほど、毎日私たち後輩の作った書類のチェックに時間を費やしていました。

この先輩の口ぐせは「ちゃんとして!」でした。

「いいからちゃんとして!」

私も最初は「自分が至らないからだ」と思って必死でミスを無くそうとしていました。

ですが先輩は、どこが間違っているのか聞いても教えてくれず「いいからちゃんとして!」と言うばかり。

どうしてもミスしている箇所が見つけられず、「どこが間違っているか教えてください。」と聞きに行くと
「私がやっておくから」と言う先輩。

「今後のために、どこがどう間違っていたのか教えてください。」と質問しても、「今忙しいから」と結局教えてもらえませんでした。

今考えるとどう考えてもおかしいのですが、「自分のミスが原因で迷惑をかけられない」と思っていた私はこれ以上追求することができませんでした。

新入社員さんが正論で論破

少しして若い女性が入社してきました。まじめで丁寧に仕事をしてくれる人でした。

先輩はいつものように「間違っているから、ちゃんとして!」とその新入社員を叱ります。

「具体的にどこが間違っているのか教えてもらえますか?」と質問する新入社員さんに対して
「いいからちゃんとして!」という先輩。

そんな先輩に対して
「何が間違っているかがわからないと、ちゃんとしようがありません。間違っている箇所を教えてください。」
と、新入社員さんはごもっともな正論で質問を返していました。

すると、先輩の回答がどうも歯切れが悪いのです。
「忙しいから、自分で探して」などと言って逃げようとします。

ですが新入社員さんは「間違っている場所を教えていただくだけなので、時間はかかりません。」と逃しません。

ここで先輩はとんでもない発言をしました。

全部ウソだった!

「どこが間違っているかはわからない。」
と先輩が言い放ちました。

私は耳を疑いました。
間違っていると指摘したのに、どこが間違っているかわからないってどういうこと……?

「間違いそうだから、先に言っておいた」
などと言い訳を始める先輩。

ですが新入社員さんに
「さっき間違ってるって言ってましたよね? ウソだったんですね?」と強めに指摘され、先輩は黙ってしまいました。

私も何かおかしいとは思っていましたが、まさかミスをでっちあげる人がいるなんて信じられませんでした。

その後、先輩は上司に呼ばれていたので、おそらく注意されたのだと思います。

私は今まで「私が悪い」と思い込んで深く追求したことはありませんでした。
新入社員さんがおかしいと思うことをうやむやにせず追求してくれたことで、先輩のウソが明るみに出ました。

その日から「ちゃんとして!」がなくなりました。それにより業務量も大幅に減り、社内は平和になりました。

まとめ

この先輩は、「人に注意をすること」が気持ちよくなってしまったのかもしれません。
ですが、まさかありもしないミスをつくりあげるなんて……。
先輩らしく振舞いたいという気持ちもわかりますが、後輩のミスをでっちあげるのではなく、見本になるような仕事の姿勢を見せてほしいものですね。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:橘るい

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