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【パネトーネ】ってどんなお菓子?おうちで作れる簡単レシピとイタリア流クリスマスディナーメニューも♪

  • 2023.12.6

イタリアのクリスマスに欠かせない「パネトーネ」。イタリア語で「大きなパン」という意味だそう。ドライフルーツがたっぷり入った甘くてリッチな「パネトーネ」は最近日本でも注目が集まっており、クリスマスになると見かけることが増えましたね。

そこで今回は、イタリアのクリスマスに欠かせない「パネトーネ」の食べ方やおうちで作れるレシピをはじめ、パネトーネと一緒に食べたいイタリアンクリスマスレシピをご紹介します。

■「パネトーネ」って何?

パネトーネは、小麦粉にバター、卵、砂糖やドライフルーツを入れ、生地を発酵させて作るパンのこと。本場イタリアでは、酵母と乳酸菌を発酵させた「パネトーネ種」で作られます。長期発酵により、ふっくらした食感でかなり日持ちがします。そのためイタリアではクリスマスからお正月にかけて食べるようで、手土産としても人気。

■パネトーネはどうやって食べるの?

たっぷりのドライフルーツが入ったパネトーネ。そのまま食べてももちろん、少しトーストしてクリームチーズを乗せたり、バニラアイスを乗せるとまた違った楽しみ方が。イタリアンクリスマスならジェラートも気分ですね。お好みで色々試してみてください。

■基本のパネトーネの作り方

甘くふんわりとした食感でクリスマスケーキとしてもピッタリのパネトーネ。パネトーネ種の代わりにドライイーストで代用します。ふんわりした食感と優しい甘さが楽しめます。

基本のパネトーネ ドライイーストで本格簡単 クリスマスを祝う

【材料】(直径18cm紙ケース 1個分)

強力粉 250g

薄力粉 50g

塩 6g

インスタントドライイースト 8g

砂糖 70g

卵 2個

卵黄 1個分

牛乳 50ml

無塩バター 100g

レーズン(サルタナ) 150g

オレンジピール 30g

ラム酒 大 4

打ち粉 適量

ラム酒 大 1/2

アプリコットジャム 大 2

【下準備】

1、牛乳を人肌程度に温め、インスタントドライイーストを混ぜ合わせておく

2、無塩バターは室温にもどしておく

3、卵は溶いておく

4、レーズンとオレンジピールはラム酒を混ぜて電子レンジで3分加熱し、冷めるまでそのまま置いておく

【作り方】

1、ボウルに強力粉、薄力粉、塩を加え、泡立て器で混ぜ合わせる。砂糖、牛乳で溶いたイースト、溶き卵を加え、カードで混ぜ合わせる。ひとまとめにしてカードを用いて台に移す。なめらかになるまでこねる。

2、バターの1/3量をのせ、もみ込む様にこねる。ある程度なじめば同じ様に2回繰り返し、全量練り込む。手で持てる様になれば台に叩き付ける様になめらかになるまでこね上げる。

3、こね上がった生地を手で伸ばし、汁気を切ったレーズンとオレンジピールを1/3量乗せて折りたたむ。この作業を3回行い、生地に混ぜ込む。

4、生地の表面を下へ巻き込むように丸め、底をしっかりつまんで閉じて薄くサラダ油を塗ったボウルに入れ、あたたかい場所で約1時間分発酵させる。(一次発酵)

5、台に薄く打ち粉をして生地を取り出し、軽く押してガスを抜き、生地の表面を下へ巻き込むように丸め、底をしっかりつまんで閉じて型に詰める。上面を均等に軽く押さえて平にし、天板にのせて袋に入れ、二次発酵させる。

6、発酵が終われば、170℃にあたためたオーブンに入れ、40分焼く。取り出して、熱いうちにラム酒でのばしたジャムを塗る。※ここではガスオーブンを使用しています。オーブンにより、温度差や焼き時間には違いがあるので、ふだんからお家のオーブンの癖を知っておくことをおすすめします。目安として小型の電気オーブンの場合、レシピより10~20℃高い設定にして下さい。

■パネトーネと一緒に!簡単イタリアンクリスマスレシピ

イタリアのクリスマスは前菜からはじまりパスタやラビオリ、魚や肉料理と続きます。クリスマスイブは肉を食べずにクリスマス当日はローストチキンを食べるそう。今年はパネトーネと一緒にイタリア風クリスマスはいかがですか?

【アンティパスト(前菜)】

・ワインのお供に トマトとバジルのブルスケッタ

トマトで作るフレッシュなブルスケッタ。クリスマスカラーのレッドが美しい前菜です。バジルを効かせて爽やかに。乾杯のスパークリングワインに合う一品です。

・アボカドと生ハムのブルスケッタ

生ハムの塩気と濃厚なアボカドで食べ応えがあるブルスケッタが完成します。マッシュしたアボカドは高さを出すと美しく見えます。仕上げにイタリアンパセリを飾っても良いでしょう。

【プリモ・ピアット(パスタなどの炭水化物)】

・チーズのラビオリ

パスタを2枚重ねて作るラビオリですが、ラビオリ用の皮がなくても餃子の皮で作れます。もちもち食感の気になる中身は、モッツァレラチーズとバジルです。トマトソースに絡めながら召し上がってください。簡単ですが華やかなレシピです。

・香り高いバジルで!基本の本格ジェノベーゼ

おうちでイタリアンなクリスマスを過ごす際に欠かせないのがフレッシュな香りで緑が美しいジェノベーゼです。シンプルながらチーズが効いて奥行きのある味わいはクセになります。

【コンド・ピアット(メイン料理)】

・サーモンのグラタン

クリスマスイブに肉類を食べないイタリアのクリスマス。前夜祭にはサーモンをたっぷり使った食べ応えのあるグラタンはいかがですか?ホクホクのじゃがいもと一緒に食べてください。

・切り身で簡単!鯛のアクアパッツァ

華やかな席に欠かせない鯛で作ったアクアパッツァは、切り身で簡単に作れます。アサリから出た出汁が美味。スープを残してパスタに絡めるとさらに美味しく楽し比べられます。

【コントルノ(付け合わせ)】

・新ジャガフライ

ホクホクの新ジャガフライは周りがカリッとなるまでじっくり揚げるとジャガイモの甘みが堪能できます。ローズマリーが効いた新ジャガフライは食べ応え満点でメインの付け合わせにピッタリです。

・キノコのバルサミコソテー

酸味の効いたバルサミコ酢は、炒め物に使うと甘みが増します。キノコだけでなく、カボチャやゴボウなど野菜の旨味を引き出しワインに合う一品が作れます。

今年のクリスマスはパネトーネと共にイタリアンなクリスマスはいかがですか?今回ご紹介したものはどれも簡単に作れるものばかり。今年のクリスマスの演出に迷ったら是非参考にしてくださいね。

(豊島早苗)

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