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「どうせ~」が口癖は危険の兆候 脳老化を防ぐ思考法を和田秀樹が伝授

  • 2023.12.6

2023年11月30日、ベストセラーを連発する精神科医・和田秀樹さんの新著『50歳からの脳老化を防ぐ 脱マンネリ思考』(マガジンハウス)が発売された。

意欲をつかさどる「前頭葉」は40~50代から委縮

仕事・お金・健康・生きがい......50歳を過ぎると、定年後の不安がどうしても頭をよぎるもの。実は、このような不安を感じる原因は、「脳の老化」にもあるという。

脳には"意欲"をつかさどる部位=「前頭葉」がある。前頭葉は、40〜50代頃から萎縮・老化し始めるため、自動的に私たちの意欲も衰えてしまうのだ。意欲がなくなると不安の感情が増し、早期に認知症になってしまう危険性もあるという。

マンネリを打破し、新しいことにチャレンジしていく

前頭葉が働くのは、経験したことがないことに向き合ったとき。逆に、いつも同じことをしていては、前頭葉はますます衰えていくとされる。特に、「どうせ~」「年甲斐もなく」「~ねばならない」などの言葉が口癖になっている人は危険だという。

著者によると、脳(前頭葉)の若さを保つには、「脱マンネリ思考」が必要不可欠。「読書力」と「行動力」を鍛え、日々の生活から「マンネリ」を排除し、どんどん新しいことにチャレンジしていくことが、脳の老化を防ぐために有効だとされる。定年後の不安に効く1冊だ。

☆定年後は「不安」しか見えないが......
☆「やってみたかったこと」に挑戦できるのは、50代から!?
☆「残りの10年」ではなく、「定年後の20年」を見据える
☆「変化を好まない」は黄信号
☆「いつもの店」「いつもの顔ぶれ」が意欲を失わせる
☆「もう50」ではない、「まだ50」である
☆楽しいことを考えられなくなる「決めつけ思考」
☆50代が迎えるメンタルの危機とは?
☆会社以外のコミュニティを確保する
☆これからの人生は、本音で生きよう! ......etc.

【目次】
プロローグ ~「貧乏くじ世代」が羽ばたくとき
第1章 「定年まで」より「定年から」を意識する
第2章 「意欲の低下」をどう乗り越えるか
第3章 老化を加速させる思考を改善せよ
第4章 「読書力」と「行動力」を鍛えておく
第5章 50代はメンタルの危機に要注意!
第6章 定年までに、親との関係を見直そう
エピローグ ~いまからできるいちばん大事なこと

■和田秀樹さんプロフィール
わだ・ひでき/1960年大阪府生まれ。東京大学医学部卒業。精神科医。東京大学医学部附属病院精神神経科助手、米国カール・メニンガー精神医学学校国際フェロー、高齢者専門の総合病院である浴風会病院の精神科を経て、現在、和田秀樹こころと体のクリニック院長。高齢者専門の精神科医として、30年以上にわたり高齢者医療の現場に携わっている。主な著書に『年代別 医学的に正しい生き方』(講談社)、『六十代と七十代 心と体の整え方』(バジリコ)、『70歳が老化の分かれ道』(詩想社)、『80歳の壁』(幻冬舎)、『70代で死ぬ人、80代でも元気な人』(マガジンハウス)などがある。

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