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10歳同士の恋物語…あまりに切ないラストに涙が止まらない

  • 2023.12.5

皆さんは子どものころ、どのような恋愛をしましたか。小学生のころに好きな子がいたという人もいるでしょう。子どもたちの恋の話はとてもほほ笑ましく見守ってあげたくなりますよね。しかし、ときに思わぬ終わりを迎えてしまうことがあるようです。今回ご紹介する作品は、さき/Saki(@sa.ki.ro.ku)さんが体験したある男の子との恋のお話です。ほほ笑ましいはずの子どもの恋。いったい何があったのでしょうか。『10歳だった』をご紹介します。

10歳の子どもが経験した、ほろ苦い恋の物語

さきさんは現在、2児の母として子育てをしながらインスタグラムにオリジナル漫画を掲載しています。そんなさきさんには忘れられない恋のエピソードがあるそう。当時、小学5年生のさきさん。まだ10歳のときでした。

10歳の子どもが体験した甘酸っぱい恋愛、そして唐突に終わりを迎えた悲しみ…。さきさんはどのような経験をしたのでしょうか。

絵をほめてくれた男の子と両思いに

さきさんは漫画を描くことが好きでした。友だちに読んでもらっていると後ろの席の前橋くんに、読みたいと声をかけられます。自分の好きなことや得意なことをほめてくれると、うれしいですよね。さきさんは前橋くんに絵をほめられて、すっかり恋に落ちてしまいます。その後2人は両思いになり、楽しい日々を過ごします。

子ども同士がお互いを思い合う姿は、とても微笑ましいですね。10歳とはいえお互いを大切に思う気持ちが大きくなっていく姿が想像できます。

ある日突然「信仰」によって恋は終わる

両思いのさきさんと前橋くんを引き裂いたものは信仰でした。前橋くんの家はとある宗教を信仰していて、前橋くんの母も付き添う中「もう仲良くできない」と告げられてしまいます。10歳の子どもが経験するには、あまりにもつらいできごとであると想像できます。信仰の自由は認められたものですが、それによって悲しい思いをする子どもたちの姿には、心がチクリと痛みます。

さきさんが今でも忘れられないという悲しい恋。前橋くんは今どこで何をしているのでしょうか。切ない思いを想像するとともに、大人がそれぞれの事情を持つ中で、子どもの恋をどう見守ればよいのかを考えさせられるお話でした。

著者:ゆずプー

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