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酒を飲み練習無断欠席、女性同伴で宿舎入り…韓国バドミントン界で“呆れた事件”、親も口出す事態に

  • 2023.12.5
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韓国バドミントン界で呆れてしまうような事件が起きた。

韓国バドミントン協会の関係者も、「今月行われる国家代表選抜戦に出場せず、代表を引退するというので懲戒を最小限にしようと思っていたが、こんなことが急に飛び出してくるなんて…」とため息をついたほどだ。

バドミントン韓国代表として今年10月の杭州アジア大会にも出場した選手A氏が、7月に全羅南道(チョルラナムド)麗水(ヨス)で行われたBWFワールドツアー・韓国オープンの際、パートナーの負傷によって大会に出場できなくなると、腹いせに飲酒した後、翌日の代表公式練習を無断で欠席していたことがわかった。

ベテラン選手なのに…親の“息子擁護”も

協会や代表チーム、A氏の所属チーム関係者の話を総合すると、A氏は同大会の期間中、代表チームの宿舎に女性を同伴するなど、国家代表訓練規定も違反していたという。

上記の行為により、A氏は協会の競技力向上委員会から資格停止2年間の重懲戒を受けた。

ただ、この懲戒があまりに重すぎるという指摘が登場したことで、協会理事会の承認を受けられず、実際にA氏に対し懲戒が下されることはなかった。

その後、A氏は代表チームの練習拠点である鎮川(チンチョン)選手村から排除され、所属チームだけで練習を続け、BWFワールドツアーにも出場できなかった。

それでも、紆余曲折の末パートナーとともに杭州アジア大会には出場し、メダル獲得に成功した。

代表チーム関係者はこれらの件と関連し、本紙『スポーツソウル』の電話取材に対し「A氏は大館体育会と韓国バドミントン協会がまとめた強化訓練指針などに違反した。飲酒した後、代表チームの練習を無断で欠席し、練習場からも離脱した。酒は飲むこともあるだろうが、そもそもそれを問題視しているわけではない。女性などほかの問題があった」と明らかにした。

それとともに、「A氏を説得したが、反省しなかったため、これと関連して協会に口頭で報告し、報告書まで提出した。国家代表として名誉を失墜した部分がある」と指摘した。

また、「以前の監督体制から、A氏が後輩たちにさまざまな不適切な要求をし、選手たちが不便を感じていたと聞いている。そのため、代表チームの練習から排除し、所属チームで練習するようにした。時間をたくさん与えた」と話した。

A氏の所属チームでも、事態の円満な収拾のため仲裁に乗り出したが、問題は解決されなかった。

バドミントン韓国代表
(写真=韓国バドミントン協会)

結局、A氏の両親が一部のバドミントン担当記者にメールを送り、「息子が代表チームで不利益を受けた」と主張したことで、この問題が再浮上する形となった。

A氏の父親は「息子のパートナーであるB氏が足を怪我して試合に出られなくなった。それであまりにも心を痛め、息子がその日の夕方から代表の同僚選手2人と一緒にお酒を飲み、翌朝の代表チームの集合時間に遅れた」と、飲酒によって代表活動に影響を及ぼしたことを認めた。

ただ、「息子は代表チームのコーチ陣に頭を下げ、自分が間違っていたことを申し上げた。二度とこのようなことはしないと心から反省し、許しを求めた」とし、「しかし、代表チームの監督とコーチは懲戒を与えると言い、アジア大会の準備期間に息子を選手村から退村させた」と主張した。

これに対し、協会の競技力向上委員会のとある委員は、「国のお金をもらって練習しながら大会に出た選手が、酒を飲んで練習に参加せず、異性を宿舎に連れてくることが正しい行為なのか。これは誓約書違反だ。模範を示すべき国家代表がそんなことできるのか」と批判した。

また、「(国際大会で競争力のある)選手を一人育てるのも難しい。そのような選手がアジア大会に行かなければならず、協会レベルで善処してアジア大会に送ったのだ。親としては息子に対する懲戒が不満かもしれないが、この選手が犯した行為はいかなる理由があれ問題がある」と伝えた。

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