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日本で働く外国人女性労働者の実話をもとに描く『フィリピンパブ嬢の社会学』が愛知県内でスマッシュヒットを記録、拡大公開が決定!

  • 2023.12.5
日本で働く外国人女性労働者の実話をもとに描く『フィリピンパブ嬢の社会学』が愛知県内でスマッシュヒットを記録、拡大公開が決定!
『フィリピンパブ嬢の社会学』

中島弘象によるベストセラー新書「フィリピンパブ嬢の社会学」を映画化!

日本で働く外国人女性労働者の実話をもとにした異色のアジアン・ラブストーリー『フィリピンパブ嬢の社会学』。本作が愛知県内でスマッシュヒットしたことを受け、全国で公開されることが決定した。

本作は、重版を重ねる中島弘象によるベストセラー新書「フィリピンパブ嬢の社会学」の映画化。筆者の実体験をもとに、フィリピンパブの裏側で未だ行われている偽装結婚を背景にして多文化共生のあり方をリアルに描いた異色のアジアン・ラブストーリーだ。

フィリピンパブを大学の研究対象にしていた日本の大学院生・中島翔太(前田航基)は、パブで偶然出会ったフィリピン人女性のミカ(一宮レイゼル)に強く押されて、お付き合いを始めることに。しかし、彼女は偽装結婚をしていることが後になって判明する。

月給6万円、ゴキブリ部屋に監視付、休みは月に2回だけ──彼女の過酷な生活環境を目のあたりにする翔太。一方、強く逞しいミカは現状にめげることなく働き続け、故郷・フィリピンの両親のもとに翔太を連れていく。彼女を大切に想う気持ちが次第に強まる翔太は、ミカに懇願されてヤクザのもとに乗り込むことになるが…。

主人公の大学院生・中島翔太役には前田航基。弟の前田旺志郎とW主演を務めた是枝裕和監督作『奇跡』(11年)以来、11年ぶりの主演作となった。単独としては初主演となる。ヒロインのフィリピンパブ嬢・ミカ役には、全国オーディションを経て、本作が映画初出演となる一宮レイゼルが抜擢された。監督を務めたのは、『能登の花ヨメ』(08年)『ママ、ごはんまだ?』(16年)『あしやのきゅうしょく』(22年)の白羽弥仁。

11月10日より愛知内にて公開された本作は、公開14日間で早くも動員数が3000人を超えるスマッシュヒットを記録。英語字幕上映では、在日フィリピン人らが多く訪れるなど、在日外国人の中でも話題となっている。現在上映中のミッドナイトシネマ名古屋空港では、平日も観客数が落ちることなく、好調が続いており、年内も上映を継続する。愛知県下では新たに刈谷日劇(刈谷市)での公開が来年1月19日に追加決定した。以上のような反響の大きさから全国公開が決定し、2024年2月より新宿Kʼs cinemaほか全国で公開される。

これを受けて、白羽弥仁監督、原作者・中島弘象も感激のコメントを発表した。

■白羽弥仁監督コメント

製作にあたって、企画を理解してもらうのに時間がかかった作品です。

それでも「つくりたい」という私たちのパッションが結実し、今こうして「みたい」「もう一度もみたい」というお客様のパッションと結びつきました。

お陰様でご当地となった愛知県から「もっと多くの方にみてもらいたい」という熱望のうねりが起きています。愛すべきヒロインミカのセリフ「ポジティブ!」を更に広い世界に届けたいと思います。

■原作者・中島弘象コメント

『フィリピンパブ嬢の社会学』を沢山の方に見て頂き、本当にありがとうございます。私も劇場に足を運ぶ度に「面白かったよ」「いい話だった」と声を掛けられ感謝の気持ちでいっぱいです。そして、毎回多くのフィリピン人の方々が見に来てくださり、皆さん「自分たちの物語だ」と喜び、中には涙まで流してくれる人もいました。

この映画は、私の実体験をもとに描いた作品ですが、私だけではなく、日本に住むフィリピン人の方、その家族、友人、職場の同僚、そしてフィリピン以外の外国出身の人たちと関わりのある方、全ての人の話だと思っております。

今、日本には沢山の外国にルーツを持つ人たちが住んでいます。この映画は国籍が違っていても共に認め合いながら、生きていくことの大事さを伝える力を持っている作品だと、私は確信しています。

『フィリピンパブ嬢の社会学』は2024年2月より全国公開。

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