【『ヒョンジェは美しい』の新局面】「愛の告白」を受けたヒョンジェは果たしてどうする?

テレビ東京の韓流プレミアで放送されている『ヒョンジェは美しい～ボクが結婚する理由(わけ)～』は、12月4日の第12話で、重要な場面があった。それは、ミレ(ペ・ダビン)がヒョンジェ(ユン・シユン)に対して「好きです」という愛の告白をするシーンだ。

ヒョンジェは、祖父と両親から結婚しないことをずっと心配されていた。彼の場合は3兄弟が誰も結婚していないので、家族が気をもんでしまうのも仕方がないのだ。ヒョンジェもある程度の年齢に達しているのに、自分がずっと独身でいることで責任を感じている。

彼は、弁護士として社会的な地位も高い。しかも理論整然と物事を考えられる知性豊かな男性だ。まさに文句がない性格のように見えていたのだが、恋愛に対してとても臆病なところがあった。

それはかつて元カノに裏切られた経験があるからだ。それがトラウマになって、恋愛に対して前向きになれないのだ。ヒョンジェ自身はそういう自分の性格をよく知っている。もちろん、このままでいいとは思っていないのだが、彼がかつての恋愛で受けた衝撃はそれほど大きかったのだ。

ただし、ヒョンジェがミレに対して特別な感情を持っているのは確か。しかし、それが本当の恋愛なのかどうか、ちょっと懐疑的なのだ。それだけに、ミレから愛の告白を受けて戸惑ってしまったのである。

「愛が信じられないのです」

ヒョンジェはミレに対して率直な気持ちを述べた。確かに、ミレのことが好きなのだけれども、はっきりと恋愛に対して自信が持てないのだ。そう考えると、ヒョンジェがミレの気持ちに応えるのは簡単ではない。かなり時間がかかると言わざるを得ないだろう。

それがわかってしまったので、ミレも告白したことを後悔した。それでも、ミレは今後もヒョンジェと会いたいと明確に告げた。それはとても大事なことだ。

それによって、ヒョンジェとミレの関係が進展する可能性が大いに残ったと言えるだろう。

文＝康熙奉（カン・ヒボン）