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年賀状、お歳暮…もはや不要では?“年末文化衰退”はどこまで進行したか?900人調査で判明

  • 2023.12.5
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年賀状、お歳暮は今後必要?

年賀状、お歳暮は今後必要?
年賀状、お歳暮は今後必要?

就職・転職やキャリア全般に関する研究や各種調査を行う「Job総研」が、「2023年 年賀状と歳暮の意識調査」を実施し、その結果を発表しました。

同調査は、日本人の年末における贈答文化でもある、年賀状とお歳暮それぞれにおける衰退意識とその背景、また今年の贈答有無と今後の必要性やその理由及び文化の必要性などを調査する目的で、2023年11月8日(水)~11月13日(月)の期間、20~50代の900人の社会人男女を対象にインターネット上で行われました。

それによると、「日本で衰退を感じる年末の贈答文化は何か」という質問に対し、「お歳暮」が51.1%で最多、次いで「年賀状」が47.7%でした。

同回答者に衰退に影響しているものを聞くと、55.8%が年賀状の衰退には「デジタル化」が、56.3%がお歳暮の衰退には「物価高」が関係していると回答しました。

年賀状は不要?その理由は?

年賀状は不要?その理由は?
年賀状は不要?その理由は?

「今年度年賀状を送るか」についての質問に対し、「送らない派」が51.5%と過半数を占めました。内訳は「送らない」が35.9%、「たぶん送らない」が15.6%でした。

年代別の回答では、20代の「送らない派」が61.8%で最多となり、次いで30代が52.0%、40代が46.4%、50代が41.3%でした。

さらに、「年賀状の必要性」について、「必要ない派」が54.3%と過半数を占めました。内訳は「全く必要ない」19.1%、「必要ない」16.4%、「どちらかといえば必要ない」18.8%でした。

年賀状が不要と回答した488人にその理由を聞くと「他の手段で代用できるから(例:SNSなど)」が49.4%で最多となり、次いで「準備が面倒だから」が44.9%、「作る時間がないから」が37.1%と続きました。

お歳暮は不要?その理由は?

お歳暮は不要?その理由は?
お歳暮は不要?その理由は?

「今年度お歳暮を送るか」について、「送らない派」が70.6%と過半数を占めました。内訳は「送らない」45.9%、「たぶん送らない」24.7%でした。

年代別の回答では20代の「送らない派」が75.1%で最多となり、次いで30代が71.5%、40代が69.3%、50代が63.0%でした。

お歳暮の必要性を聞くと「必要ない派」が60.1%と過半数を占め、内訳は「全く必要ない」23.6%、「必要ない」18.7%、「どちらかといえば必要ない」17.8%でした。

お歳暮が不要と回答した540人にその理由を聞くと「お金がかかるから」が53.9%で最多、次いで「他の手段であいさつや感謝を示せるから」が35.7%、「準備が面倒だから」が33.5%と続きました。

「Job総研」は、「年賀状もお歳暮も20~30代のデジタルネイティブ世代が“送らないこと”を選択し始めていることや今後の少子化の進行予想からも、年賀状とお歳暮の贈答文化は今後さらなる衰退が考えられる」とし、さらに「一方で、アフターコロナの価値観や日本の先進技術を年末の贈り物とうまく組み合わせていくことで、文化として継承可能と考えられるなど、一般的とされてきた日本の贈答文化は今後も景気や社会情勢の影響で変化及び進化を遂げる可能性を感じさせる」と調査結果を分析しています。

(LASISA編集部)

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