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一斉風靡した韓国美女ゴルファーが日本ツアー復帰へ!32歳アン・シネ「ベテランになったので…」

  • 2023.12.4

かつて一世を風靡した韓国美女ゴルファー、アン・シネが日本ツアーの舞台に戻って来る。

10月末のことだ。済州(チェジュ)のとあるゴルフ場で偶然、アン・シネと出くわした。

招待選手として出場する韓国女子ツアーの「S-OILチャンピオンシップ2023」を控え、ショットの点検に来たという彼女は、「来年は日本ツアーに再挑戦しようと思う」と打ち明けた。

それから約1カ月が過ぎた今月初め、アン・シネのマネジメント社は「日本女子ツアーのクォリファイング・トーナメント(QT)最終戦で15位タイを獲得したアン・シネが来季、日本ツアーに復帰する」と発表した。

「“日本にまた来たい”という考えが浮かんで…」

アン・シネは11月28日から12月1日の4日間にかけて静岡県の葛城ゴルフ倶楽部で開催されたQTファイナルステージで、通算2アンダーの「286」を記録し、15位タイ(シード順位17位)となった。

日本ツアーのQTは、上位35位程度までが来季の前半戦でほとんどの大会に出場できる見込みとなっている。

アン・シネ
(写真=ギャラクシアSM)アン・シネ

新型コロナウイルス感染症が全世界で猛威を振るった数年前、アン・シネはフィールドから姿を消した。それでも今回、4年ぶりに日本ツアーを通じて選手として戻って来ることになった。

韓国女子ツアー通算3勝の記録を持つゴルフ界の“美女スター”であり、着用したウェア、使用したゴルフ用具すべてが売り切れる“完売クイーン”の別名を持つ彼女は、2017年に日本ツアーへの挑戦状を突きつけ、3シーズンを戦った。

日本では目立つほどの成績を挙げることはできなかったが、華やかなルックスで多くのファンから支持を得た。

アン・シネはマネジメント社を通じて、「急いで準備して出場した大会だったが、思ったよりも良い結果が出て気持ちが良い。望んだほどの準備ができず不安な状態だったが、期待以上の成績を出すことができた」と伝えた。

アン・シネ
(写真=ギャラクシアSM)アン・シネ

この期間、日本はおろか韓国でもまともに大会に出ていなかったことから、一時は“引退説”も出回った。それだけに気になるのは、今回復帰しようと決心したきっかけだ。

復帰の契機について、アン・シネは「8月の日本旅行中、ホテルの部屋でくつろいでいたとき、“日本にまた来たい”という考えが浮かんだ。その日にQTを受けることを決意し、準備をスタートした」と明かした。

コロナ禍はほぼ大会に参加しなかったことから、強制的に“ベテラン”となった彼女だが、「ゴルフからしばらく距離を置いたときに多くのことを学んだ。少し違う視点でゴルフができそうだ。年齢的にはベテランになったので、自分のプレーにも変化があるのではないかと期待している」と説明した。

アン・シネ
(写真提供=KLPGA)アン・シネ

シードを確保したからにはトレーニングは必須だ。「(QTで)結果的にはよくやったし、頑張ったからこそ結果が付いてきたと思う。今のようにプレーしつつ、繊細さを育てることが重要だと思う」とアン・シネは見通した。

そして、「今月末に行われるシモーネ・アジアパシフィックカップを上手く終えた後、合宿トレーニングの計画を立てている」と明かした。

アン・シネは、来る12月21日から23日にかけてインドネシア・ジャカルタで開催されるアジアゴルフリーダーズフォーラム(AGLF)主催のアジア女子ゴルフ国家対抗戦「シモーネ・アジアパシフィックカップ」に招待選手として出場予定だ。

同大会には日本からも畑岡奈紗、西畑萌香、高野愛姫、馬場咲希が出場を予定している。

アン・シネ
(写真提供=KLPGA)アン・シネ

QTを準備する過程ではオーストラリアでコーチと会って練習をし、有酸素運動も着実にこなしたというアン・シネは、「休んでいる間は知らなかったが、実際にツアーに戻ってきたら歓迎してくれる方が多かった。待ってくださったファンが多くてうれしかった。感謝の気持ちを伝えたいし、来年は日本でもっと頑張るアン・シネの姿を見せたい」と覚悟を伝えた。

◇アン・シネ プロフィール

1990年12月18日生まれ。韓国・ソウル特別市出身。身長165cm。小学3年生のときにニュージーランドに留学し、現地でゴルフの実力を磨いた。2008年に韓国女子プロゴルフ協会(KLPGA)に入会、2015年の「KLPGAチャンピオンシップ」で初のメジャー大会制覇を成し遂げた。2017年の日本女子ツアー参戦時には一躍注目を集めた。2023年11~12月に行われた日本ツアーのクォリファイング・トーナメント17位に入り、2024年シーズンの日本ツアー前半戦の出場資格を確保した。

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