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水炊き&かに鍋スープまで登場!? 話題の“あったか~い自販機ドリンク”3つ

  • 2023.12.3

寒い季節になると自動販売機に登場するホットドリンク。いま街で話題になっている3つのユニークアイテムを紹介! なぜ、こうした商品が誕生したのか、担当者による開発秘話もお届けします。

SNSでも注目。あったか~い自販機ドリンク。

【From AQUA】白湯

水アイテムも多様に! 温かさが体に沁みます。
駅の自販機などでよく目にするミネラルウォーター「From AQUA」シリーズから、冷たい、常温の水に加えて、ついに白湯がお目見え! 温度は55°C程度、冬でも体を冷やすことなく水を楽しみたいという人から、厚い支持を集めている。280ml¥120(JR東日本クロスステーション ウォータービジネスカンパニー )

JR東日本クロスステーション ウォータービジネスカンパニー 担当者に、開発秘話を聞きました!
当社では従来より、谷川連峰の天然水を活用したミネラルウォーターを製造・販売し、2020年からは「From AQUA 天然水ゼリー」など、派生商品の展開も積極的に行っています。近年ミネラルウォーター市場の拡大、当社自販機での実績が好調なことから、秋冬期のミネラルウォーター需要のさらなる拡大を狙って、ホットのミネラルウォーターである「From AQUA 白湯」を発売することに。お客さまからも「白湯が飲みたい」というご要望を複数いただいておりました。一般的に、白湯は自宅で起床後すぐに飲むイメージがあったので、エキナカという外出時・移動時に需要があるのかというポテンシャルの模索に苦労したものの、各種データの分析結果から潜在需要は高いと判断、商品化に踏み切りました。習慣的に飲まれる傾向が高いというデータもあり、発売後は「嬉しい、毎日飲みます!」というようなお声を複数いただいたのが特徴的でした。今後さらに気温が下がると思うので、販売実績に期待しています。

【DyDo】(左)博多水炊きスープ 雑炊仕立て、(右)かに鍋スープ 雑炊仕立て

まさかのお米入り! 小腹がすいた時の味方。
かに鍋の味わいを昆布や野菜の出汁で引き立てた「かに鍋スープ 雑炊仕立て」は、魚介類の旨味と醤油で深い味わいに。「博多水炊きスープ 雑炊仕立て」は、鶏の旨味とコクを楽しめる白濁スープ。どちらも米の粒感を楽しめる。朝や仕事の合間など、手軽にお腹を満たせて、温まれます。185g 各¥151(ダイドードリンコお客様相談室 TEL:0120・559・552)

ダイドードリンコ 担当者に、開発秘話を聞きました!
寒い時期の小腹満たしとして、当社の既存商品である「濃厚デリ こくとろコーンポタージュ」をはじめとした温かい缶スープは人気があります。コーンだけでなくお米で美味しく小腹満たしをしていただけないかと考え、2021年にお米入りの「参鶏湯風スープ」を発売したところ、大変反響をいただきました。そこで、お米を具材にしたシリーズ品として“鍋の〆”をイメージした「かに鍋スープ 雑炊仕立て」「博多水炊きスープ 雑炊仕立て」を発売することに。お米は熱をかけると崩れて粘り気が出て、製造中に缶底にくっついてしまうため、米粒丸ごとの食感を残すことにこだわり、お米をほんの軽く焙煎するなど試行錯誤を重ねました。第1弾の米入りスープ「参鶏湯風スープ」の発売には約3年を要しました。また、寒い時にスープとして飲みたくなるよう旨味も大事に。販売先についてのお問い合わせが増え、美味しいというコメントも多く、大変嬉しく思います。開発時は商品を購入する時の楽しさも大事にしています。

※『anan』2023年12月6日号より。イラスト・徳永明子 取材、文・重信 綾

(by anan編集部)

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