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【New Cafe and Shop】進化が止まらない仙台・秋保温泉の注目店をご紹介

  • 2023.12.4

仙台の街なかから車で30分ほどで行ける温泉地・秋保(あきう)。近年はクリエイターの移住も多く、感度の高いおしゃれなカフェやショップが急増しています。そんな秋保で、いま注目のスポットを5軒ご紹介。まだまだ進化する秋保から目が離せません!

【an cafe TAIKICHI】絶好の景観スポットに誕生した「あんこスイーツ」のカフェ

旅館街から近く、人気の景観スポットの目の前に店が立つ
旅館街から近く、人気の景観スポットの目の前に店が立つ

「“あの”覗橋(のぞきばし)や磊々峡(らいらいきょう)の目の前に!」と、地元民にとってもサプライズなカフェが2023年5月にオープン。夏は新緑、秋は紅葉が美しいこの景勝地は、秋保観光ではマストで訪れたいスポットで、川のせせらぎが心地よく響きます。

そんな絶好の地に溶け込むようにたたずむ「an cafe TAIKICHI」は、仙台市内で3店舗展開する「鯛きち」の姉妹店。行列のできる人気鯛焼き店のプロデュースとあって、カフェの自慢はもちろん「あんこスイーツ」が食べられること。

「あんチーズケーキ」800円、「ドリップコーヒー」単品450円(スイーツとのセットで50円引き)
「あんチーズケーキ」800円、「ドリップコーヒー」単品450円(スイーツとのセットで50円引き)

早速、一番人気の「あんチーズケーキ」を注文しました。しっかりめのベイクドチーズケーキに、「鯛きち」の自家製あんこをサンド。上にはひんやりバニラアイスと季節のフルーツソース(この日はリンゴ)をON。タルトの塩気やフルーツソースの酸味がちょうどよく、チーズやあんこのコクを絶妙に溶けたアイスがまろやかにしてくれます。

開放的な店内のテーブル席のほか、ワンちゃん連れもOKなテラス席もある
開放的な店内のテーブル席のほか、ワンちゃん連れOKなテラス席もある

コーヒーなどはテイクアウトもOK。スイーツメニューのほか、店内の工房で毎日焼き上げるあんパンやおみやげも取り揃えており、開店時から多くのお客さんが訪れていました。周辺の散策とあわせて立ち寄りたい絶景カフェに今後も注目です。

■an cafe TAIKICHI(あん かふぇ たいきち)
住所:宮城県仙台市太白区秋保町湯元寺田原48-1
TEL:022-393-7339
営業時間:9時30分~17時(カフェ10~16時)
定休日:不定休 ※公式Instagramで要確認
アクセス:バス停秋保・里センターから徒歩3分


【KOMOREBI gelato】一番人気はもちろんミルク! 牧場直営のジェラート店でひと休み

写真左は「牧場ミルク」シングル420円、右は「アーモンドプラリネ」と「秋保ワイン」のダブル520円
写真左は「牧場ミルク」シングル420円、右は「アーモンドプラリネ」と「秋保ワイン」のダブル520円

旅館街を抜けて秋保大滝へ向かう道の途中、2022年7月に誕生したのが「KOMOREBI gelato」。秋保にある柴田牧場直営のジェラート店で、金~月曜限定でオープンしています。

秋保の観光というと「旅館街でお腹いっぱいランチを食べて大滝へ」もしくは「大滝を堪能してから旅館街でごはん」が定番ですが、こちらのお店はちょうどその中間地点にあるので、「甘いものが食べたいな~」と思ったときにドンピシャで看板が目に入ってきます(笑)。

2階にはイートインスペースもあり、ゆっくり休憩できる
2階にはイートインスペースもあり、ゆっくり休憩できる

ラインアップは常時10種類ほど。「牧場ミルク」はその日に牧場で絞ったばかりの牛乳を使用した一番人気のフレーバー。「アーモンドプラリネ」、「抹茶」などの定番に加え、「和栗」や「かぼちゃ」など季節のフレーバーも登場します。また秋保ワイナリーの赤ワインを使ったフレーバーは、ワインを煮詰めたソースがとろりとかかって大人の味わいです。

ジェラートの本場・イタリアのテルメ社製のマシーンを使用しているため、練りにこだわったなめらかさが抜群!ミルクの新鮮さはもちろん、使われる素材は地域のものが中心で、それぞれがよく引き立っています。

ガーデンと一体化したお店
ガーデンと一体化したお店

また何といっても気持ちよいのが空の開けた緑豊かなガーデン。「景色がいいところで食べるジェラートはもっとおいしい。この雰囲気のなかでぜひ味わっていただきたいです」と店主の柴田さん。朝晩は牧場でお仕事をされているそうで、牛たちとともにある毎日。ミルクを知り尽くす柴田さんのジェラートがおいしくない訳はなく(笑)、開放感のある空間との相乗効果で最高の味わいでした。

■KOMOREBI gelato(こもれび じぇらーと)
住所:宮城県仙台市太白区秋保町境野上戸49-1
TEL:なし
営業時間:10~16時
定休日:火~木曜
アクセス:バス停境野から徒歩すぐ


【MIDI】コーヒーも、スイーツも、空間も。すべてが美しいカフェ好きのためのカフェ

MIDIの外観
MIDIの外観

素材や空間へのこだわり、誰もがお手本にしたくなるようなカフェが、旅館街のほど近くにオープンしたのは2022年4月。仙台の街なかでファンに惜しまれつつも幕を閉じた「SENDAI COFFEE STAND」の佐藤良さんの次なるステージの場とあって、お店ができる前から話題となっていたのは知る人ぞ知るところ。

秋保のある太白区で生まれ育ち、この土地に馴染みがあったという佐藤さん。「小さい店ですが、お子さんも連れて気軽にゆっくりできるカフェを作りたいと思いました」と言う通り、晴れた日には屋内外を一体化できる開放的な店舗デザインは、公園にいるようなナチュラルな雰囲気に包まれています。

「シュークリーム」450円。濃厚なカスタードにアーモンドをトッピング。コーヒーとよく合う味わい
「シュークリーム」450円。濃厚なカスタードにアーモンドをトッピング。コーヒーとよく合う味わい

自慢のコーヒーは浅煎りで華やか、フルーティーな味わい。常時5~10種類揃うスイーツメニューは定番のシュークリームや季節のタルトなど。料理人としての経験も長い佐藤さんが作るサンドイッチなど軽食も提供しています。

イタリア製エスプレッソマシーンで淹れる「カフェラテ」550円や「エスプレッソトニック」650円などコーヒーメニューが豊富
イタリア製エスプレッソマシーンで淹れる「カフェラテ」550円や「エスプレッソトニック」650円などコーヒーメニューが豊富

地元雑誌のカフェ特集で表紙を飾ったこともあるお店は、インテリアの小物や絵、テーブルや椅子のしつらえなど、マネしたくなるほど隅々までおしゃれ。オリジナルのドリップコーヒーやチャイなど、おみやげ品も販売しているので要チェックです。

カフェはまだまだ進化中で、今後も庭に新たなゾーンができるなど楽しみがいっぱい。季節の移ろいを感じながら、一杯のコーヒーでリラックス…秋保散策の際にはぜひ立ち寄りたいお気に入りの場所です。

■MIDI(みでぃ)
住所:宮城県仙台市太白区秋保町湯元字釜土東28
TEL:なし
営業時間:10時~16時30分LO
定休日:水曜
アクセス:バス停秋保温泉湯元から徒歩4分


【秋保 森のスイーツ 豆あん】バターや生クリーム不使用! 体にやさしい和洋のスイーツ

和から洋まで豊富なラインナップ
和から洋まで豊富なラインナップ

観光客で賑わう旅館街から車を10分ほど走らせると、里山らしいのどかで落ち着いたエリアが広がります。ここに地元民に愛されるスイーツ専門店があると聞き、早速やってきました。

「体にやさしくおいしいスイーツ」がコンセプトの「豆あん」では、どれもバター・生クリーム不使用で、豆を使用した創作スイーツが、和から洋まで豊富に揃います。

「旬のフルーツタルト」650円~(写真左上)は、通常タルトに使用するアーモンドプードルのかわりに生のおからを使用。カロリーが控えめな上に高タンパクで食物繊維もたっぷり。

「米粉ろーるシリーズ」は国産米粉を100%使用した、しっとりもっちり食感が美味。プレーン味365円や宇治抹茶味385円(写真右上)は、上品な甘さのこしあんと豆乳クリームを巻いたお店イチオシのスイーツです。

ほかにも「特製みつようかん」600円(写真中央上)や「おとうふ米粉しふぉんプレミアム」435円(写真下)、「なめらかチーズケーキ」485円(写真下)など。コーヒーや紅茶、甘酒などのドリンクも充実していて、冬場はおしるこも登場するそうです。

店内の飲食スペース
店内の飲食スペース

店内には飲食スペースがあり、窓から眺める秋保の大自然がこれまた最高♪ オーナー夫妻こだわりのセレクト雑貨も取り揃えられており、木工職人の旦那さまの温かみある作品も飾られていて、ゆっくりとした時間を過ごすことができます。

お店の外観
お店の外観

お店の公式Instagramでは、その日のスイーツのラインアップが紹介されているので、訪れる前にぜひチェックしてみて。12時からは取り置きもOKなので、気になるスイーツがあったら電話予約すると確実です。

■秋保 森のスイーツ 豆あん(あきう もりのすいーつ まめあん)
住所:宮城県仙台市太白区秋保町長袋町南裏21-2
TEL:022-209-4060
営業時間:11時~なくなり次第閉店
定休日:日曜、祝日
アクセス:バス停長袋から徒歩5分


【bau leather】秋保の地で織りなす“モノづくり”。職人の手仕事と、クリエイティブな世界観

人気の「ひよこポーチ」6600円。革の色はオーダーすることもできる
人気の「ひよこポーチ」6600円。革の色はオーダーすることもできる

カメラマンや家具職人、ガラス作家など多くのクリエイターに愛される秋保で、またひとつ手仕事を感じられるステキなお店が2022年7月にオープンしました。工房兼ショップの店頭に立つのは、革職人の庄子さん。お店に並ぶ作品はイタリア製の牛革を使用し、デザインから裁断、縫合まですべて庄子さんお一人で手がけています。

「シカクトート ミニ」(右上)2万3100円や「しおり」(左下)000円のほか、さまざまなアイテムが揃う
「シカクトート ミニ」(右上)2万3100円や「しおり」(左下)500円のほか、さまざまなアイテムが揃う

風合いのある作品はどれも自然豊かな秋保の空気を纏っていて、やさしい印象のものばかり。手に取ってみると、やわらかくなめらかな肌ざわりに驚かされます。ほどよく厚みのある革は加工や縫合が難しいといいますが、機能性と美を兼ね備えていて、何十年とずっと使い続けられそうです。

トートやリュックなどのカバン、キーケースや名刺入れなどの小物系はもちろん、コースターやマウスパッド、端材を利用した本のしおりなど、アイディアが満載のラインアップは、眺めているだけで幸せな気持ちにさせてくれます。

ショップの奥に構える工房で日々作品を作りつづける庄子さん
ショップの奥に構える工房で日々作品を作りつづける庄子さん

東北芸術工科大学出身の庄子さんの周りには、それぞれの道で活躍するプロのクリエイターたちがいて、店内に飾られているグラフィックアートをはじめ、パンフレットを構成するブランドメッセージや写真、デザインなど、ここでは一級品のクリエイティビティと出合えます。

工房はレトロな裁断機やミシンなど童心をくすぐるようなものに囲まれていて、職人の手仕事のかっこよさに満ちあふれていました。自分用に、贈り物用に、ずっと大切にしたいアイテムとの一期一会がここでは待っています。

■bau leather(ばう れざー)
住所:宮城県仙台市太白区秋保町湯元寺田原1-7
TEL:なし
営業時間:11~16時
定休日:火・水曜
交通:バス停秋保・里センターから徒歩すぐ


●店舗・施設の休みは原則として年末年始・お盆休み・ゴールデンウィーク・臨時休業を省略しています。
●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。内容の変更が発生する場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。

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