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自律神経を整える「10の考え方」の習慣

  • 2023.12.3
自律神経を整える「10の考え方」の習慣
出典 FUDGE.jp

忙しい日常や人間関係における悩みなど、ストレスフルな毎日も自律神経を乱す主な要因に。環境や他人が変わるのを待つよりも自分の考え方を変えて、ネガティブな感情に支配されずに済む方法を原田賢先生に伺いました。

ここで紹介する10の考え方の習慣は、ストレスを溜めやすい人が陥りがちな思考パターンをどのように切り替えれば心が楽になるかをまとめた法則。人間の脳は高度な機能を備えている一方で、いま見ているものが実体験だと錯覚する単純な性質があります。これを利用して“物事はよい方向に向かっている”と脳に覚えさせることが必要。はじめは定着しなくても大丈夫。何度も繰り返し言い聞かせることで、気分の落ち込みに流されない、ポジティブな思考回路へ変えられるはず!

教えてくれたのは…

元気になる整体院代表 原田賢先生
1976年生まれ。会社員時代、過度な労働から自律神経失調症を患い、その後うつ病により休職。自らの経験をもとに、自律神経専門の整体院を日本ではじめて開院。整体施術のみならず、メンタル面や栄養指導まで包括的にフォローしている。

7割できれば十分

「失敗は許されない」と過度に自分を追い込まないこと。また、あいまいな指示を出されたり間違った指摘をされても、許容する余裕を持てるとストレスは軽減されます。無理して100点を取るよりも無理せず70点取れればよいという考えで、自分も相手のことも認めてあげましょう。

よい状態が平常であると考える

よくないことがひとつ起こると、これからずっと悪いことが起こり続けると思ってしまう思考パターンから脱却を。客観的に見れば「うまくいかなかったのはあのときだけ」と思えるはずです。「よくないことが起きたのはたまたまで、うまくいっているのが普通だ」と自分に語りかけましょう。

物事のよい面を探す

全体の中のひとつのよくないことに意識が向くと、悪いことばかり見えてくることがあります。冷静に状況を判断し、よいことの方に焦点を当てましょう。そうすると、たった一度のミスや不運などはささいなことで、実際には成功したことや努力が報われることのほうが多いと思えるように。

自分を素直に褒める

成果を出したことを「まぐれだ」と考えるのをやめてみましょう。このような思考が染みつくと成功したことで感じられる“よかった“や“嬉しい”という感情が湧かなくなり、やる気も低下。成功したらこれは努力の結果なのだと素直に受け取るようにして、ささいなことでも自分を褒めよう。

よい結論が出ることを信じる

相手の顔色を気にして悪い感情を抱かれているのではと憶測したり、「私はこのまま出世できない」など、物事を悪い方向に先読みしていませんか? 根拠もないのにネガティブな結論は出さずよい結果が出ると決めつけてみましょう。希望を持って行動すると世界が違って見えてきます。

すべての失敗はささいなことだと知る

失敗や悪いことは大きく捉え、成功やよいことは小さく考えてしまいがち。このような精神状態に陥ると、小さな失敗も大問題のように思え、自分の中で勝手にことを大きくしてしまいます。失敗は成功の基であり、その後の人生に役立つもの。ミス=台無しと捉えず、物事を客観視しましょう。

プラスに考えると現実もよい方向へ向かう

「不安を感じるときは必ず失敗する」などと、自分の感情が現実になると思い込む人は意外と多いもの。感情は一過性のことが大半で、ずっと続くものではありません。ネガティブな思想はいま自分の頭の中だけにあるもの。気分の落ち込みを感じたら即座に楽しいことを思い浮かべるクセを身につけてみましょう。

意見が合わないときは上手に視線をずらす

人それぞれに常識は違うのについ「〜すべき」と思いがち。的外れな意見を押しつけられたときはまともに相手とぶつからず、子どもと接するような「上から」の目線でいましょう。自分の考え方が間違っている場合もあるので、相手の意見を受け入れる「下から」の目線を持つことも大切。

努力をすれば状況は変わると構える

自分に対してネガティブなレッテル貼りをしていないか思い返してみよう。決めつけをやめれば人は変わることができます。成し遂げたいことに対して「やればできる!」と本気で思い込むこと! 成長していく過程を楽しんだり、目標を達成した自分を想像することで、必ず道は開けます。

何もかも自分に関連づけない

他人が失敗したのを見て「助けてあげられなかったら失敗した」と考えてしまうように、自分に責任がない場合でも自分を責めてしまうことはないでしょうか。自分以外の人に100%の影響を与えることはできません。他人がクリアすべき課題を自分のものだと思い込むのはやめにしましょう。

photograph : Masahiro Tamura[FREAKS] styling : Mina Takaue hair&make-up : Takuma suga model : Misaki Hattori[ FLaMme] edit&text : Ai Watanabe re-edit:Yuri Iwata[press lab]
※kiitos. vol.23(2022年5月13日発売)より抜粋。

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