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「この前の注文、全部キャンセルね」下請け会社を見下した取引先社長の哀れ過ぎる末路とは

  • 2023.12.3

私は40歳の会社員。大学卒業後は兄が社長を務める工場で、大好きなモノづくりをしています。特に、新しい部品を作ることが生きがい! 最近では仕事ぶりが評価され、ちょっとだけ昇進して部下もできました。そして、上司が受け持っていた超お得意様のヤハシ会社の担当を引き継ぐことになったのですが……。

新社長からかかってきた1本の電話…

「そういえば今度、ヤハシ会社を受け持つことになったんですよね?」

ある日の仕事中、私は後輩からそう声をかけられました。ヤハシとは超が付くほどのお得意様です。前の社長から娘さんに代替わりをするため、私が新しく担当することになりました。娘さんが同世代と聞いて、会うのを楽しみにしています。

実は、前任のときから特注の新製品を請け負っていて、試行錯誤の末に完成した自信作を持って明日初めて会社を訪れる予定だったのですが、その新社長から突然電話がかかってきたのです……。

「お待たせいたしました。今度御社の担当になりました、よろしくお願いいたします。」

「あ~、私アケミwよろしく~♪♪」

随分とフランクな感じで少し驚いたのですが、アケミと名乗った新社長は、さらに驚く発言をしたのです。

突然のキャンセル

「あのね、この前の注文、全部キャンセルねw」

なんと、納品日前日というタイミングで、注文のキャンセルを告げられたのです。新社長は、別の下請け業者なら半値でやってくれると言い、「半値にしないならキャンセルよ」と無理な要求をしてきました。私は、今回のこの製品は前任から指定されて作ったもので、試行錯誤の末にやっとでき上がったと伝えます。そして、半値ではどこか手を抜かない限りこの製品は作れない、と主張したのですが、一方的に電話を切られてしまいました。

突如の危機、強気な新社長との対決

私は、突然注文がキャンセルになった経緯を社長に報告しました。社長からは「対応は任せる」と言われたので、ヤハシに訪問して直接対話をすることに。そこで聞かされた注文キャンセルの理由は、「以前の担当者がイケメンだったため」という何とも勝手な言い分でした……。それだけではなく、新社長は私の工場を下請けとして見下すような発言をして、言うことを聞くように促してきたのです。私は、その発言にぼうぜんとしてしまいました。

「世の中を知らない人間がトップに立って、自分の思い通りに何でもことを運べばどうなるか……見せてやろうじゃないの」

突然の危機に立ち向かう私の挑戦が始まりました。

新社長の過ちと破滅

数週間たったある日、この前キャンセルした製品を「やっぱり納品して!」と新社長が前社長とともに、突如突撃してきました。話を聞くと、安く仕入れた他社製品が不良品で全製品がリコール対象になってしまったとのこと。だから「この間の製品、うちが買い取ってあげる」と、この期に及んで私たちを見下すような物言いをしてきます。そんな新社長に「勝手にキャンセルされてしまったのでねぇw」と申し出を拒否。すると、その発言を聞いていた前社長が激怒! どうやら、勝手にキャンセルしたことを知らなかったようです。

新社長は事情を説明するように迫られ、とっさに言い訳をしますが、そんなの許せるわけありません。私は、証拠として話し合いの際に忍ばせておいたボイスレコーダーの録音を聞かせました。これでどちらが悪いのかハッキリしました。前社長は、深々と頭を下げてその場で謝罪。これで一件落着……とはいきませんでした。

ピンチはチャンス!

ヤハシからキャンセルされてしまった製品は、ヤハシのライバル会社が買い取ってくれたことで、私たちは大きな損失を負うことはありませんでした。逆に、その製品をきっかけにライバル会社は急成長。私たちの工場も国内外で評価を受けるようになったのです。

一方のヤハシは、リコールの対応に加えて私の工場へ多額の賠償金を支払わなくてはいけない事態に陥りました。契約書に書かれていた「契約を一方的に破棄した場合は、その製品全額分の損害賠償を支払う」という一文を、新社長はまんまと見逃していたのです……。

娘も娘ですが、社長職を安易にゆずった父親にも責任はありそうです。

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新社長の誤った判断が、結局は自身の会社に大きな打撃をもたらす結末につながってしまいました。経営者として大切な「責任と契約の重要性」も、しっかり引き継いでほしかったですね。

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著者:ライター ベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

ベビーカレンダー/ウーマンカレンダー編集室

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