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やっと、旅が好きになった【毎日が変わる片づけのワザ(170)】

  • 2023.12.3

整理整頓や片づけは、少しでも生活を快適にするために避けては通れない課題の1つですが、いざ取り組んでみたところで「なかなか片づかない…」という方は少なくないようです。そこで、整理収納アドバイザーとライフオーガナイザーの資格取得の際に学んだ内容から、仕事や家事、気持ちを片づけるときの基準にしていることを紹介します。

やっと、旅が好きになった

娘が成長し、一緒に旅に出るようになるまで、わたしは旅をした経験がほとんどありません。いわゆる卒業旅行や、新婚旅行にも行かず。そのため、わたしはそこまで旅が好きではないのだと思っていたのですが…今はすっかり旅好きになりました。

旅に出る腰が重かった理由は、すぐお腹が痛くなってしまうので、乗り物移動がプレッシャーになるから。移動への緊張からそこまで食べられないから。家が好き、単純に出不精だから…。など。

でも、娘との旅は、そんな腰を上げたいと思えるほど楽しいです。娘もお腹が弱いので、お互いの苦しみ(腹痛)がわかり、「ごめん、お腹が痛いかも…」が気軽に言えること、復活するまで相手を待たせてしまってもお互いイライラしないこと。あまり食べられないときも素直に言えるので、お腹に無理なく過ごせること。

そして、お互いマイペースで過ごせることも大きいです。娘は朝の身支度に2時間半くらいかかるので、旅先では、堂々とダラダラできるご褒美時間が必ずある、ととらえて読書したり二度寝したり。この時間も含めて、娘との旅。出発までの時間がかなりあるので、お腹の調子もゆっくり整えられるのでありがたく、時間に追われない旅なら、わたしでも気楽に楽しめるのだとわかりました。

そして、旅先から何を連れて帰るかを考えるのも楽しみのひとつになりました。今夏の旅行では、娘の希望で木のお皿を購入。「これにハンバーグとサラダを乗せてほしい」という、具体的な使い方の提案つきです。こうやって、家で一緒に使えるものを買えることが、家族との旅行の楽しみだなと思います。

旅行のたびに、何かしらの思い出のモノは増えていきます。でも、これはうれしい増やし方。他のモノを減らせばいいや、と思っています。そして、旅でする経験や買うモノにお金を優先的に使うのは、わたしの性格にも合っているとわかりました。

2泊3日の旅でも、それまで知らなかった土地で過ごすことで、時々思い出せる「楽しい時間を過ごした場所」が増え、また行きたいと思える場所ができることがうれしいです。車移動はできない我が家ですが、新幹線で1時間くらい移動すれば、思った以上にいろいろなところに行けるとわかり、次の長めのお休みにはどこに行こうかな? と楽しみにしています。

これまでは、「家でのんびりできたらそれでいいのに、みんなどうして旅に出るのだろう」と思っていましたが、その反面、旅好きにも憧れていました。やっと、旅を楽しめる自分になれたことがとてもうれしいです。<text:なまけるための片付け/花太郎(整理収納アドバイザー) https://note.com/namake_kataduke>

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