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交換ノートが「親の目の前で突き返された」恋をしてはいけない理由

  • 2023.12.2

皆さんは幼いころに誰かに恋心を抱いたことはありますか?ときに、恋する気持ちだけではうまくいかないことがあるかもしれません。今回ご紹介する作品は、大人に翻弄された子どもたちの淡い恋心を描いた作品です。さき/Saki(@sa.ki.ro.ku)さんの『10歳だった』をご紹介します。どうぞごらんください。

両思いになった小学校5年生のある日

さきさんは当時、小学校5年生でした。漫画を書くことが好きだったさきさんは、ある日後ろの席の男の子、前橋くんに見せてほしいと言われます。

次第に仲良くなり、さきさんは前橋くんに好意を抱くようになります。思い切って気持ちを伝えると、なんと2人は両思い。かわいらしい恋が始まったのですが…。

突然返された、秘密の交換ノート

さきさんと前橋くんは両思いになってから交換ノートを始めました。他愛もないやりとりを楽しそうにしている姿はとてもかわいらしいですよね。できれば、ずっと応援してあげたいと思ってします。

しかし、ある日内緒の交換ノートを前橋くんのお母さんの目の前で返されてしまったさきさん。その中には、宗教の宗教の都合上、付き合えないと書かれています。

よく理解できないさきさんですが、前橋くんともう今までのように関われないことは理解できました。まさか、かわいらしい恋が宗教上の理由で突然終わりを迎えるなんて、当人はもちろん読者の私たちですら想像できなかった結末です。

10歳の子どもたちには、理不尽に感じられた話

宗教や思想は自由なもので、誰がどんなものを信仰していても、誰かに批判されるべきものではありません。ただ、まだ10歳の子どもたちにとって、宗教によって大好きな人との距離が開いてしまうのは理不尽に感じられたのではないかと想像できます。

前橋くんの転校が決まる部分は、子どもたちの表情に胸が痛むシーンです。時がたち著者・さきさんは大人になりましたが、今でもそのころを思い出し「大人はどうあるべきなのか」を考えているといいます。親が信じる宗教と子育て。難しい課題ではありますが、皆さんはどう考えますか?

著者:ゆずプー

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