空に溶け込む巨大な“壁面アート”が世界のストリートを席巻

フランス人のJulien Mallandさんは、別名“Seth Globepainter”とも呼ばれるストリートアーティスト。

“Seth Globepainter”

彼にとっては世界中のあらゆるストリートが創作活動の現場！

そしてまるで自由を謳歌するように、建物の壁一面に巨大ペインティングを施しています。

子どもとカラフルな色が持ち味

Julienさんの作品の持ち味は、子どもを被写体にしていることと、カラフルな色を多用していること。

だからでしょうか？

彼の作品にはどこかほのぼのとした優しさと、それを見守る親のような無償の愛を感じます。

そんな愛着を感じさせるテイストだからか、彼の作品はパブリックアートとして広く親しまれているようです。

世界のすべてがインスピレーションの宝庫

Julienさん自身は、すでに90年代から活躍するベテランアーティスト。

これまでに、2冊のアートブックをリリースしています。

最後に出版された本のタイトルは、『Extramuros』。

これは世界を旅する彼の3年間に渡る創作活動を綴ったもので、Julienさんいわく“globepainting”、つまり地球規模で描いたペインティングの集大成ともいえるものです。

中国やメキシコ、インドネシアやベトナムなど、ありとあらゆる地へ足を運び、その土地の習慣や歴史からインスピレーションを得る…そんなJulienさんの旅はまだ終わることを知りません。

私たちもどこかへ旅をした時、ふと見上げた建物にJulienさんのアートを発見する機会があるかもしれませんね。