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「お前は無職なんだから、今日から…」私の退職で夫が耳を疑う発言を→そのとき救ってくれた人物は!?

  • 2023.12.2

病気で仕事を辞めて専業主婦になったものの、体調のすぐれない日が続いていた私。家事を十分にできない私に対し、夫は「仕事辞めたくせに俺にやらせるんだ?」「俺が働いてるからお前は食べていけるんだぞ」と言ってくるように。「無職は金を使うな」と節約も指示してきました……。

病気で仕事を辞めた私に対し、ぐちぐちと毎日文句を言ってくる夫。

もともと私は最低限しかお金を使わないタイプでした。しかし、夫は「仕事の付き合いだから」「身に着けるものもそれなりじゃないと」と言って、散財を繰り返していたのです。それもあって、共働き時代からカツカツだった家計はついに火の車に。

すべて私のせいにする夫

「俺に節約しろって言うなら、まずは自分からやれよ」と言った夫。そして、ついにとんでもないことを言い出したのです。

「今日から、お前は俺が残した飯を食えよ」

働けない私のごはんは、夫の残ったご飯で十分だと言うのです。病気とはいえ、おなかは空くし、できる範囲で家事だってしているのに……。

私が退職してから、急に態度が変わってしまった夫。さすがに言い返そうとしましたが、「お前のせいで俺の小遣いが減ったんだ」と言われ、口をつぐむしかありませんでした。

「実家に帰りたい」と切り出した結果…

私が夫の残飯処理係になってから1カ月――。

夫の態度はますます悪化。家計どころか、私個人の通帳まで夫に取り上げられてしまいました。少ない生活費の中から買い物をして、そのレシートは夫に提出。病院代すらも夫に頭を下げないと出してもらえません。

節約のために毎日余りものを食べ、暖房器具を使わないようにしていた私。一方の夫は、毎日お酒を飲み歩いていました。この生活に限界を感じていた私は、「実家に帰って療養に専念したい」と夫に切り出したのですが……。

「俺がこんなにがんばって働いてるのにそんなこと言う?」

夫によると、上司が女性に変わったストレスを発散するために、毎日飲み歩いているのだそう。「そのお金があればもっと生活はラクになるのに……」と私がつぶやくと、「お前はわかってない」と、憤慨し、私の通帳を取り上げました。

やがて私の病状はすぐに悪化。次第に外へ出ることもままならなくなっていったのです……。それでも夫が私を病院に連れていくことはありませんでした。

手を差し伸べてくれた人は

数日後――。

わが家に珍しく訪問者が。その応対をしているうちに、突然体調が悪くなって私はそのまま倒れてしまいました。訪問者の方が救急車を手配してくれたようで、気付くと病院のベッドに寝かされていました。

サイドテーブルに置かれていたスマホを見ると、夫から「どこにいるんだ?」「お前、家の引き出し開けまくって、俺に黙って保険証持っていったのか?」などと、たくさんのメッセージが。顔色の悪くなった私に代わり、私を運んでくれた訪問者の方が返信をしてくれました。

「誰が病院に行く許可した?今すぐ帰ってこい!」

「奥さんとは二度と会えませんよ」

「は?お前誰だ?」

わが家を訪ねてきたのは、夫の直属上司の女性でした。夫に横領の疑いがあるとのことで、私に事情を聞きにきたのです。私の生活を聞いた上司は「病気の人を通院させないなんて!」と激怒。そのままメッセージで夫を叱り飛ばして、私の通帳一式を取り返してくれたのです。

実は、夫は飲み屋の女の子に入れあげていたそう。夫婦の貯金だけではまかなえず、私の独身時代の貯金にも手をつけようとしていたようです。暗証番号や印鑑がわからず、結局引き出せなかったようで、会社のお金に手を出したとのことでした。

その後――。

上司の女性は、横領の話し合いと同時に、私たちの離婚の仲介もしてくれることに。夫とは顔を合わせたくなかったので、私も素直に甘えることにしました。

結局、会社は被害届を出さなかったものの、夫は左遷。上司の女性によると、左遷先で横領分の返済に追われているそうです。

私には「離婚したくない」と泣きついてきた夫。夫に対する情はもうないため、私は淡々と「早く離婚届にサインしてください」と繰り返すのみに留めていました。事情を聞いた義両親からも一喝され、ようやく離婚に応じた夫。わずかばかりですが慰謝料をもらい、私は実家に戻ってゆっくり療養しています。


著者:ライター ベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

ベビーカレンダー編集部

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