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兵士の忘れ物の判別方法が気持ち悪い…→米軍はどんなトレーニングしているの?【米軍基地で働いてみた(28)】

  • 2023.11.30

<兵士の忘れ物の判別方法が気持ち悪い…→米軍はどんなトレーニングしているの?>米軍基地で働いてみた[#28]

今回も、私が米軍基地で働いていた時のお話です。

基地内のスポーツジムでは拾得物の管理もしています。
基本、貴重品は軍警察に連絡をして保管をお願いしますが、すぐ気が付いて取りに来る事も有るので、一時的に金庫に保管したりと、ケースバイケースで対応していました。

兵士の忘れ物で多いのは、プロテインシェイカー(プラスチックの水筒)ですが、Tシャツや帽子にボディシャンプーなどもよくある忘れ物です。

時には靴や靴下、下着などの忘れ物もあり「一体どうやって帰ったんだろう…」と不思議な気持ちになります。

基地内に部隊が増えてくると、それだけ忘れ物も増えていきます。。
厄介なのは、売店で売っているボディシャンプーや軍の支給品の忘れ物で、名前が書いていないと、全員が同じ物を使っているので区別が付かないのです。

しかも、同じ物だと状態の良い品を持ち帰ろうとする輩もいたりで気が抜けません。
慎重に、「いつ・どこで・どんな状況で失くしたのか?」と、特徴や詳細を聞きますが、体育館での同じグループがバスケット後に忘れていったTシャツの山にはお手上げです。

脱ぎ捨てたTシャツの山は汗臭いし触りたくないのですが、早朝のワークアウト後、そのまま仕事に向かう兵士がほとんどなので、取りに来るのは大抵勤務後。

置き忘れてからすでに数時間経過していますが、夕方、忘れ物を取りに来た兵士たちは、おもむろに山積みのTシャツの臭いをかぎだすのです。

「汗まみれで放置された服の匂い嗅ぐ…?」と、絶句する私にお構いなしでワイワイ賑やかで楽しそう…。

臭いをかいで自分のTシャツを見分けるなんて、軍では警察犬並みの嗅覚トレーニングでもしているのでしょうか…?

そんなある日、見慣れない高齢男性がジムのドアの前からこちらの様子をうかがっているのが目に入りました。

若い兵士の多い基地の中では、杖を持った老紳士のいで立ちは明らかに異質です。
老紳士は私と目が合うとドアを開けたのですが、老紳士のまさかの行動は下の関連記事へと続きます!

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