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おさがりを拒否する兄姉「ゴミ押し付けないで!」弟嫁に譲ると大喜び!→それを見た兄嫁は…

  • 2023.11.30
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小学校6年生になる息子がいる私。手もかからなくなり、子育ても一段落したと感じています。そんななか、兄嫁と弟嫁が妊娠。私も久しぶりに赤ちゃんに接することができると思ってワクワクしていたのですがーー。

兄嫁はブランド志向のキャリアウーマンでしたが、待望の妊娠を機に、仕事を辞めて育児に専念することを決めたと言います。「ベビー用品どうしよう。用意するものが多くて困る〜」と迷う兄嫁に、私はある提案をしました。

おさがりはゴミ!?

兄嫁と出産準備の話をしているとき、ふとわが家にベビー用品がひと通り残っているのを思い出した私。どれも状態が良いものばかりなので、兄嫁におさがりとして譲る提案をしました。しかし兄嫁は、急に冷たい表情になったかと思えば「おさがりって、ゴミでしょ?」と言ったのです。

もちろん経済力のある兄夫婦は、新品のベビー用品を買い揃えるくらい朝飯前。しかし私の提案はそういう意図ではなく、まだ使えるベビー用品を捨てるのはもったいないと思ったためです。しかし兄嫁は、自分たちがバカにされたととらえたのか、それ以来私への態度が変わりました。私もあえて兄嫁に近づくことはやめ、距離を置くことにしたのでした。

義姉のベビー用品自慢にうんざり

兄嫁とギクシャクしたまま、お正月を迎えます。お正月は兄弟が実家に集まって宴会をします。兄嫁に会うのはおさがりを提案した日ぶり。まだ根に持っているのか、兄夫婦が揃えたベビー用品がいかに良いものかを延々と話していました。

そこにやってきたのが弟嫁。弟夫婦は遠くに住んでいるので、妊娠報告を聞いて以来、会うのは初めてです。妊婦同士、兄嫁と弟嫁の会話は弾んでいましたが、時々入る兄嫁のベビー用品自慢が鼻につきました。

兄嫁の件もあり、おさがりを進めるのは控えていた私。黙って話を聞いていると、弟嫁が言いました。

「そういえばお義姉さん、ベビー用品ってまだ残っていますか? 使うのは一時だけなので、もったいないから購入は最低限にしたいなと思っていて……」

もちろん譲るのは大歓迎! わが家にあるベビー用品はすべて弟夫婦に譲ることが決まりました。それを見ていた兄嫁は「ゴミの行き場所が決まって良かったわね! 私には無理〜」と相変わらずでしたが……。

手のひら返し!?

翌日、たくさんのベビー用品を持って実家を訪れた私。ベビー用品の数々を見て、弟嫁は大喜びです。初孫だった息子に義両親が買ってくれたブランドもののベビーカーや、友人がくれた日本では手に入らないおもちゃまで、どれも状態が良いものばかりでした。

そこへ、おさがりを拒否した兄嫁がやってきます。ベビー用品の山を覗き込み、洋服を1つ手にして「これ私ももらうね」とひと言。しかし一度でもゴミ呼ばわりした人に、息子の思い出の詰まったベビー用品は渡したくありません。丁重にお断りし、兄嫁が欲しがった洋服は弟嫁に託しました。

SDGsを意識した子育て

後から知った話ですが、妊娠して仕事を辞めた兄嫁は、高級なベビー用品ばかりを買い揃えて、カードの請求額がとんでもないことになったよう……。子どものために、これからは貯金しようと兄に買い物を止められていたのでした。

大好きなブランドものの子ども服を買うためには、他の出費を抑えるしかありません。今となってはわが家のおさがりが喉から手が出ることほしいはずです。もちろん私は二度とおさがりをあげるつもりはありませんが……。

私はというと、弟夫婦の子どもがわが子のおさがりを使っているのを目にするたび、小さかった息子を思い出して懐かしい気持ちになりました。おさがりを喜んで使ってくれる弟嫁には感謝しかありません。

ベビー用品は限られた期間しか使用しないため、ピカピカのまま自宅に眠っている人も多くいるのではないでしょうか。まだ使えるものをゴミにしてしまうのはもったいないですよね。知人からのおさがりは、家計にも関係にもやさしいといえます。生まれた子どもに良い世の中を残すためにも、SDGsを意識した子育てができると良いですね。


著者:ライター ベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

ベビーカレンダー編集部

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