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偶然目撃された野生のシカのケンカが迫力満点!まさに川中『鹿』の戦いだった

  • 2023.11.30

X(Twitter)ユーザーの山猫(@YAMANECO_jp)さんが投稿した「鹿のケンカ」の写真が8.8万いいねを超える反響を呼んでいる。

真っ暗な河原で小さい影が2つ見えるが… 出典:Togetterオリジナル

山猫さんがXに投稿した画像を見ると、夜の暗闇の中でうっすらと光に照らされた生きものらしき何かが2つあるのがわかる。その2つの影を拡大してみると…。

写真を拡大すると、大きな角を携えた二頭の鹿がハッキリと見える 出典:Togetterオリジナル

川の浅瀬の真ん中あたりで、二頭の鹿が立派な角を押し付け合っている姿が! 角をぶつけあっている様子が、まるで侍が刀でつば迫り合いをしているようでとてもカッコ良い。周囲に他の鹿は見当たらず、観客なしのタイマン勝負のようだ。

山猫さんは、日課にしている夜のウォーキング中に鹿のケンカに遭遇したという。「カンカン」と音が聞こえたので近づいてみたところ鹿だとわかり、スマホで撮影しながら見物したそうだ。

Xユーザーからは「立派な角だ」「川でタイマンするなんて不良漫画みたいな鹿」「アツすぎ」などのコメントが寄せられた。中には川中島の戦い(※)にかけて「川中鹿の戦い」とコメントするセンス抜群なユーザーも。

(※)戦国時代に現長野県川中島で武田信玄と上杉謙信両軍の間で行われた戦い。

今回は山猫さんから、鹿のケンカを目撃した時の詳細についてお話を聞いてみた。

鹿の勇姿がとてもカッコよかった

鹿の喧嘩に遭遇した時の状況を教えてください。

川の土手を通っている際に、現場から2kmくらい離れた所あたりで、かすかに打ち合っているような音が聞こえました。
現場に近づくにつれて「カンカン」という音が大きくなり、音のする方を見るも街灯が少ない場所で視認できませんでした。何なのかわからないまま50mくらいまで接近した時に、ドタバタと乱闘みたいに暴れる足音や竹刀で打ち合うような激しい音に変わっていったのです。
そして、黒いものが川に飛び込んだ音と同時に水飛沫が上がるのが見え、橋の上から接近して手持ちのLEDライトで照らしたら、黒いものが鹿だと初めてわかりました。
出典:Togetterオリジナル

鹿のケンカを目撃した率直な感想は?

見かけた時は「鹿がケンカしてるなぁ…」ぐらいに思いました。
スマホで画像を撮ってXに投稿したのですが、何気なくアップした写真がこんなに注目されてビックリです。
出典:Togetterオリジナル

この後、鹿たちはどうなったのでしょうか?

つば迫り合いが続いた後、画像左側の鹿が押し合いで右の鹿を雄叫びしながら押し切りました。右の鹿は逃げて闇に消えていきました。
勝った鹿はその場で「ドシッ」と立っていて、消えていった鹿の方を見ていました。その勇姿がとてもカッコよかったです。
勝負を見届けてから私はまたウォーキングに戻ったので、勝った鹿がどうなったかはわかりません。
出典:Togetterオリジナル

近辺は鹿がよくいるスポットなのでしょうか?

普段からさまざまな野生動物を見かける地域です。鹿だけでなくタヌキ、キツネ、猿、アナグマ、野うさぎ、リスなどが出ます。
現場の川原では花火大会で音にビックリして逃げる巨大なイノシシを見かけたりもします。
出典:Togetterオリジナル

1枚の写真だけでその迫力がありあり伝わってくる鹿のケンカ。実際の音や現場の雰囲気も気になるところだが、それを体感できるのは目撃者の特権だろう。特等席で観戦できた山猫さんがうらやましい限りだ。

記事中の画像付きツイートは許諾を得て使用しています。

文:ハチミツ 編集:Togetterオリジナル編集部

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