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955社が答えた「企業が選ぶ2023年の漢字」トップ5発表 2位「耐」、3位「忍」で“忍耐の年” …1位は?

  • 2023.11.30
年末の風物詩「今年の漢字」(日本漢字能力検定協会)は例年12月中旬に京都の清水寺で発表
年末の風物詩「今年の漢字」(日本漢字能力検定協会)は例年12月中旬に京都の清水寺で発表

帝国データバンク(東京都港区)が、企業を対象に「今年1年の事業活動を表す漢字」について調査を実施。その結果をランキング形式で発表しました。

1位は「世の中が急激に…」

調査は2023年11月10日から同月14日にかけて、インターネットリサーチで実施。有効回答企業数は955社です。

3位は「忍」。企業からは「今年1年は思うように売り上げが伸びず、一方で経費はかかり、どのようにして利益をあげるかを試行錯誤した。とにかく今年は忍耐強く取り組むしかなかった(紙類・文具・書籍卸売)」「不確定要素が多い昨今、まずは外からの刺激に耐えていく忍耐力が必要であった(その他の卸売)」といったコメントが寄せられました。

2位には「耐」がランクイン。「コロナ禍明け初年度で多少の期待はあったが、大企業は好業績のところがある一方で、中小零細企業に恩恵はなく耐え忍ぶ1年であった(機械・器具卸売)」「経済が不安定な中、耐えて進んで行くしかなかった(電気機械製造)」など、3位の「忍」と同様に、困難な状況への対応についての声が聞かれました。

そして、1位となったのは「変」でした。企業からは「異常気象や物価高騰、ロシア・ウクライナ、中東情勢、政治など正常な状態でないことが多すぎて『変(へん)』であった。またそれらに対応していかなければならず、変化が必要だった(その他の卸売)」「環境や人材などいろいろなことが激変する中で、会社の方向性も含め変化を求められた1年であった(情報サービス)」「生活や働き方改革、人手不足、物価上昇など、世の中が急激に変化している(建設)」「変革の変。DXなどにより時代の変化のスピードが速い(不動産)」といった声が寄せられ、変化や変革の年と捉えた企業が多かったことがうかがえる結果となりました。

調査結果を受けて、同社は「2023年は、物価や人件費などの高騰、戦乱や秩序の乱れといった変化に耐え忍び、変革に動いた企業が多かったようだが、“変化・変革の1年”の先に来る2024年が、安定した平和で明るい1年であるよう願う」とコメントを寄せています。

オトナンサー編集部

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