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財布がパンパンな人は要注意! 片付けのプロ直伝「部屋が汚い人の意外な共通点」

  • 2023.11.28

部屋を片付けたつもりが、なぜかまたすぐに散らかってしまう…と悩んでいませんか? 物が散乱していて思うように掃除ができない状況であっても、年末までには家のなかを整えて、新しい年を迎えたいですよね。今回は整理収納アドバイザーである筆者が、「部屋が汚い人の意外な共通点」を3つご紹介します。

1.家で鍵をなくしがち

家のなかで鍵が行方不明になってしまうのは、”物の定位置”を決められていないためです。物ひとつひとつの住所を決めないと、使った物を置きっぱなしにする癖がつき、たちまち部屋は散らかってしまいます。

  • 上着のポケットに入れたまま
  • カバンに入れっぱなし
  • 洗面所にちょい置きしたまま

こちらは鍵の定位置をつくっていない人の行動パターンの一例です。次に外出するタイミングで鍵を探すはめになることが容易に想像できますね。鍵以外の他の物に置き換えて考えると、部屋が散らかってしまうのも当然といえます。

おすすめの置き場所は…

鍵を置く場所としておすすめなのは、玄関。物の定位置を決めるときは、使う場所の近くにしまうのが好ましいからです。帰宅時、使った鍵をすぐに玄関に置くようにすれば、部屋のなかで行方不明になることはありません。

収納の仕方としてはトレーに置いたり、フックに引っかけたりする方法があります。筆者宅では靴箱の1段にケースを置き、鍵と一緒に財布や印鑑などを入れていますよ。

2.財布に1か月前のレシートが入っている

財布の中身を確認してみてください。レシートで財布がパンパンな状態になっていないでしょうか? 1か月以上前のレシートが入ったままのようなら、要注意です。これは、”不要な物を捨てる”ことを習慣にできていない証拠。財布のような小さいスペースを整理できない人は、部屋も同様に散らかってしまいがちです。

そもそもレシートは貰うべき?

レシートは自分にとって必要なのかを考え、もらうべきか断るべきかを決めましょう。最近は“レシ活”などのためにレシートを集めている人もいるかもしれません。レシ活とは、レシートの写真を撮ってアプリで送り、ポイントを貯めるポイ活の一種。また紙の家計簿をつけていて、レシートを保管するなら、レシートはなくてはならない物ですね。

一方でキャッシュレス決済をよく利用していて、他の方法で記録が残るのであれば、レシートはいらないかもしれません。レシート1枚にしても「とりあえずもらっておく」のではなく「もらう必要があるのか」を意識していきたいですね。

レシートを溜め込まないためには

レシートを溜め込まないためには、レシートをもらってから捨てるまでの一連の流れを、毎日のルーティンにするのがおすすめです。例として、筆者が家族と決めているルールをご紹介します。

  • レシートをもらう
  • 家族で共有している家計簿アプリに入力する
  • レシートを捨てる

とても単純な流れですが、習慣にすればレシートを溜め込まないようになりますよ。なるべくその日のうちに財布からレシートを出して、捨てるところまで一気にできるといいですね。

3.未開封のダンボール箱がある

節約のためにまとめ買いをしたり、ECサイトを利用したりしていると、日常的に家にダンボールがあることも多いのではないでしょうか。ここで注意したいのは、ダンボールを開けずに、玄関や廊下の”床に置きっぱなし”にしてしまうことです。

ダンボールを開けずに放置すると…

ダンボールを未開封のまま部屋に放置してしまうと、だんだん見慣れた光景になり、片付ける気が起こらなくなります。そして、床置きしたままなのが当たり前になると、その周りにも行き場のない物が置かれていくようになります。床に物があると掃除がしづらく、ますます部屋が汚くなってしまうのです。

筆者の汚部屋時代の話なのですが、はじめての出産後は体力も気力もなかったため、片付けに手が回らずいつも部屋は散らかったまま。当時ネット通販でベビー用品や飲料品をまとめ買いしていたのですが、すぐに使わないときはしばらく開封せず、玄関の床に放置してしまうことが多々ありました。

すぐ開けるor一時置きスペースを確保する

購入した物はダンボールからなるべく早めに開封するか、一時的に増えた物を置けるスペースがあるといいですね。もし収納スペースに置けないのならば、物の持ちすぎかもしれません。まとめ買いの頻度や、一度に購入する量の見直しをしてみましょう。

まとめ

部屋が汚いとすでに自覚のある人は、今回紹介した3つを改善することから始めてみましょう。小さなことですが「モノの定位置をつくる」「不要なレシートは捨てる」「ダンボールはすぐ開けるor一時置きスペースに置く」を必ず守るようにしてみてください。少しずつ意識が変わり、部屋が散らかりにくくなるはずですよ。新しい年を気持ちよく迎えるために、大掃除の前に取り組んでみてくださいね。
©Paylessimages/Adobe Stock ©New Africa/Adobe Stock

筆者情報

木村孝子
整理収納アドバイザー・住宅収納スペシャリスト・ライター。元汚部屋の住人。大量のものを手放したのちに手に入れた感動から、整理収納を本格的に学ぶことに。ズボラでも無理なく片付く仕組みづくりを伝えるべく、活動中です。Instagram@otaka_home

文/木村孝子

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