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社長「その香典袋の書き方は、ダメだよ」【法事のマナーで赤っ恥!?】→ でも"優しい一言"に涙!

  • 2023.11.27
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社会人になると学生の頃とは違い、知識不足が明るみに出てしまう事って多いですよね。今回は、筆者が経験した「恥をかいたけど、とても勉強になった」エピソードをご紹介します。

画像: ftnews.jp

香典袋の表書き

新卒で入社したての頃、香典袋の表書きを書く係を命じられました。

私は子供の頃に書道を習っており、3段保有者だったので経験が買われたのかもしれませんが、特別に達筆という訳ではありません。

社員数の少ないアットホームな会社だったので、必然的に私がすることになったのだと、当時は思っていました。

ある日、初めて社長から「香典袋をひとつ頼むね」と頼まれました。

実は、香典袋を見たことはあっても、書いたことはなかった私。先輩に言われた通りに「御香典〇〇株式会社 代表取締役社長××」と筆ペンで丁寧に書きました。

「こんなもの持っていけない」

私は緊張しながら、初めて書いた香典袋を社長に渡しに行きました。すると、香典袋を見た社長は厳しい口調で私にこう話したのです。

「こんな恥ずかしいもの持っていけないよ。書き直してきて」

叱られてしまった私は、「きっと自分の字が汚かったからだ」と落ち込みました。

自分なりに綺麗に書いたつもりだったので、これ以上のものは書けないと悩んだ私は、先輩に相談することに。すると意外な答えが返ってきたのです。

「香典袋は薄墨で書くんだよ。ほら、これを使って」

先輩は一本の薄墨の筆ペンを私に差し出すと、「薄墨は悲しみの涙が落ちて、墨が薄くなってしまったという意味なんだよ」と薄墨を使う理由も教えてくれました。

理由を知り、社長に謝ると

自分の無知を恥じた私は、薄墨で書き直した香典袋を、もう一度社長に渡しに行きました。すると、社長は私にこんな言葉を掛けてくれたのです。

「また一つ教養が増えたね。君の履歴書を見たときから、君にこの係を頼もうと決めたのは私だよ。これからもよろしく頼むね」

これを聞いて、私の胸はジーンと熱くなったのでした。

まとめ

とても恥ずかしい思いをしましたが、今思えば新卒の頃なんて、まだまだ未熟で当たり前です。

最初から何でも知っている人はいません。分からないことは周りから吸収していきつつ、社会人として成長していきたいものですね。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:はぴまる

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