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パリだってKフード! おいしく洗練された韓国伝統料理をミスウで。

  • 2023.11.28

日本食店が軒を連ねるのはパリ1区のサンタンヌ通り周辺。韓国料理店は15区に集まっている。高層建築の建物に慣れた韓国人は15区に母国と似たような雰囲気を見いだすからだそうで、界隈に住む韓国人も多く、食材店もいくつかある。その15区、12番線の地下鉄ファルギエール駅から徒歩2分と便利な場所に、夏のテストオープンを経て9月に「MISU(ミスウ)」が正式開業した。1区のストリート韓国料理のOn the Bapの姉妹店である。ミスウは看板のハングル語の店名がスタイリッシュなデザインにしか見えないせいか、「ここだね、韓国料理店は?」と確認しながら来店するフランス人もいるように、Kフードは和食以上にパリでグルメたちの興味の的。界隈の人々はすでに常連だ。

左: 明るい色の木の外観。ランチはメインディッシュ(16ユーロ)、前菜+メイン(18ユーロ)、メイン+デザート(18ユーロ)、前菜+メイン+デザート(20ユーロ)。右: いま風なフレンチビストロにいるような錯覚を起こさせるむき出しの壁。これに対して向かい側は盆栽や陶器を並べて、ソウル気分に。photos:The Travel Buds

ミスウではシンプルでモダンなインテリアの店内で、辛さ加減も甘辛味もほどよく洗練されたおいしい韓国料理が味わえる。鶏の唐揚げや餃子などの前菜、ビビンパ、豆腐チゲ、プルコギといったメインディッシュはどれも昔からおなじみのメニューをミスウでは軽やかに仕上げている。パリのほかの韓国レストランでは見かけないキムチ炒飯もエビかビーフのチョイスがあり、ランチでもディナーでも味わえる。メニューを担当したのはパリ、ロンドン、そしてソウルを行き来しているリンダ・リーだ。ディナーでは伝統的なメインディッシュに小皿料理のパンチャンがセットされ、それらがお盆に乗って登場するとテーブルが賑やかになって食欲がより刺激される。ランチタイムは7種のメインがあり、それだけの食事も可能。フランス料理店と違って、昼夜とも早い時間から営業している。ブールデル美術館が徒歩3分の場所にあるので、彫刻鑑賞の後、ランチかディナーに寄ってみては?

前菜から、鶏の甘辛揚(8ユーロ)。photo:The Travel Buds

キムチと豚炒め、豆腐(10ユーロ)。photo:The Travel Buds

ディナータイムのメインに添えられる5種の小皿料理はどれも味わい深い。写真はディナーのビビンパ(パンチャンとセットで18ユーロ)。photo:The Travel Buds

ディナーのメインはパンチャン(小皿料理)とセットで。写真は豆腐チゲセット(18ユーロ)。photo:The Travel Buds

料理同様、デザートも伝統的かつ現代的に。写真はゴマのホイップクリームを添えた白あん入りの揚げまんじゅう(8ユーロ)。photo:Mariko Omura

Misu8bis, rue Falguière75015 Paris営)11:30~14:30、18:00~22:00休)日@misu.paris

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