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夫が職場で倒れた!?「共働きに疲れた…」と言われ、悩んでいた私。同僚の言葉で気づいたこととは!?

  • 2023.11.27

私は娘を出産後、1年間の育休をもらい、春に仕事復帰しました。毎日、家事や育児、仕事に追われる中で忙しさもありましたが、とても充実感を得られていました。仕事のやりがいを感じるとともに、自分だけの時間を過ごせる喜びもあったのです。しかしそんなとき、夫が職場で倒れたと連絡があり……。

夫の体調に異変!?

仕事に復帰後、半年を過ぎたとき、夫の会社から連絡がありました。夫が会社で倒れたというのです。私は驚きのあまり放心状態になりましたが、娘を連れてすぐに夫の会社へ向かいました。

診断結果は軽度の貧血。夫は、「共働きの状況に疲れた」と言い、その日は眠りにつきました。これを機に、私は、今の生活スタイルを続けるべきか悩み始めたのです。

保育園の洗礼で心身疲弊

冬になると、娘の体調不良で、保育園からお迎えの連絡があったり、熱が下がらず休んだりすることもしばしば。仕事も早退や休むことが増え、中途半端になることが多くなりました。

私は周りにどう思われているかばかり気にして、同僚には謝ってばかり。復帰後1年も経たずに有給休暇がなくなるのとともに、心も徐々に疲弊していきました。

私を救ってくれた言葉

そんな疲れ切っている日々を過ごしていたある日、仕事を終えて急いで帰ろうとしている私に他部署の先輩が「大丈夫?」と声をかけてくれたのです。「大丈夫です」と泣くのをこらえて言いましたが、心の中では「もう無理かもしれない」と答えている自分がいました。

ハッとしました。そのとき、「そうだ、私は大丈夫じゃないんだ」と自分の気持ちを理解したのです。この言葉をきっかけに、私は会社を退職する決意をしました。

今思うと、子どもを理由にしたくないという思いが強すぎて、必要以上に責任を感じていたのかもしれません。そのため、職場でのコミュニケーションがじょうずに取れなかったのではないかと反省しています。退職をして生活リズムや心にも少し余裕ができた気がします。これからは、周囲の人を頼る勇気を持ちたいと思います。

監修/助産師 松田玲子

イラスト/ななぎ


著者:相原るか

ベビーカレンダー編集部

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