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「サイクル・シンキング・フィットネス」って何?月経周期に合わせて立てる運動プランがトレンド

  • 2023.11.27

海外でトレンド入りするワークアウトプランの立て方「サイクル・シンキング・フィットネス」を知っている? 無理なくできて効率もアップする、最新トレンドをご紹介。(フロントロウ編集部)

海外でトレンド入りする「サイクル・シンキング・フィットネス」

近年国内外で市場が拡大しているフェムテックやフェムケア。生理をはじめとした女性が抱える悩みを解消に導くフェムテックやフェムケアがフォーカスされ、生理用品の選択肢が増えたり、生理痛をケアできるデバイスが登場したりと、今まで見落とされてきた悩みを解消に導く方法が徐々に増えてきている。

画像1: 海外でトレンド入りする「サイクル・シンキング・フィットネス」

そんななか、ワークアウトの分野でもフェムテックやフェムケアの波が到来。月経周期に合わせてワークアウトのプランを立てる「サイクル・シンキング・フィットネス(Cycle Syncing Fitness)」が、海外で一大トレンドとなっている。

「サイクル・シンキング・フィットネス」とは、卵胞期・排卵期・黄体期・月経期の4つの段階に合わせて計画を立てるワークアウトプランのこと。

画像2: 海外でトレンド入りする「サイクル・シンキング・フィットネス」

食事や運動、ダイエット、仕事、レジャーなどライフスタイルを形成するあらゆるものを月経周期に合わせて計画する「サイクル・シンキング(Cycle Syncing)」のうちのひとつとして注目を集めており、フィットネスアプリなどにも導入され始めているほど。

「サイクル・シンキング・フィットネス」のメリット

画像1: 「サイクル・シンキング・フィットネス」のメリット

海外で「サイクル・シンキング・フィットネス」がトレンド入りしているのは、さまざまなメリットがあるから。なかでも大きいのは、効率のアップ。

セレブ御用達のフィットネススタジオであり、自社アプリでは月経周期に合わせたワークアウトプランをいち早く導入したP.volveでリードトレーナーを務めるメイブ・マキューエン氏は、「ホルモンは、私たちのエネルギーや気分、体力、怪我のしやすさ、そして燃料としてさまざまな食べ物をどのように使うかに大きな影響を与えます」と米Sunday Editで説明。

女性の体は、卵胞期・排卵期・黄体期・月経期の4つの段階に合わせてホルモンバランスが大きく変動するため、それにあわせてエネルギーの消費効率や脂肪の蓄積しやすさ、さらにはやる気などさまざまな部分が変わってくるのだという。

画像2: 「サイクル・シンキング・フィットネス」のメリット

「サイクル・シンキング・フィットネス」を取り入れれば、段階に合わせた最適な運動を実践できるため、精神的な負担なく効率も高められるとマキューエン氏は明かした。

「サイクル・シンキング・フィットネス」の立て方

画像: 「サイクル・シンキング・フィットネス」の立て方

「サイクル・シンキング・フィットネス」で気になるのが、プランを立てるときの具体的なコツ。「サイクル・シンキング」という概念を生み出し提唱した第一人者であり、統合栄養士で女性ホルモンの専門家であるアリサ・ヴィッティ氏が米Real simpleで明かしたプランは以下の通り。

卵胞期:有酸素運動と筋力トレーニング

排卵期:高強度インターバルトレーニング(HIIT)

黄体期:筋力トレーニングとウォーキング

月経期:ウォーキングとストレッチ

生理後からの卵胞期及び排卵期は、脂肪が燃焼しやすく筋肉もつきやすくなる「エストロゲン」と、幸せホルモン「セロトニン」の分泌が活発に。これによりボディメイクにもっとも適した時期と言われており、蓄積した脂肪を燃焼できる有酸素運動の効果が得られやすいのだという。

生理前にあたる黄体期は、食欲が高まりやすく、血糖値も大きく変動。脂肪もつきやすい時期とされていて、ハードな有酸素運動をしてもその後過食に走ってしまったり、脂肪ではなく筋肉が減ってしまったりする可能性もあるという。そのためヴィッティ氏はこの時期に軽めの有酸素運動であるウォーキングと筋トレを推奨。

そして生理中にあたる月経期は、痛みや倦怠感、むくみを感じやすい時期。そのため無理をせずゆっくり取り入れるのがベター。ヴィッティ氏も、動けると感じたときにだけ軽めのウォーキングやストレッチを取り入れるようアドバイスした。

月経周期に合わせてワークアウトのプランを立てる「サイクル・シンキング・フィットネス(Cycle Syncing Fitness)」。気になる人はぜひ参考にしてみて。

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