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iPhone 15にはバッテリー寿命を伸ばす新機能があるって知ってた?

  • 2023.11.27

iPhoneのバッテリーは普通に使っていても経年劣化してしまいます。もちろん、少しでもバッテリーが長持ちするように、iOSではさまざま機能が追加されてきましたが、iPhone 15では最新機能が追加されているのをご存じでしょうか? それはバッテリー充電の上限を80%までにする「充電リミッター」機能です。100%まで充電しないことでバッテリーの劣化を防ぐことができるので、ぜひ利用してみてください。

iPhone 15シリーズで新たに搭載された「充電リミッター」機能って何?

iPhoneに限らず、スマホのバッテリーは普通に使っていてもどんどん劣化します。とくに充電回数が多いと、それだけ早く寿命を迎えることになるのです。

バッテリーが早く劣化する原因としては、バッテリー残量0%まで使い切って放置し続ける。あるいは、夜寝る前に充電して100%になっても充電し続けるといった行為が挙げられます。もし、心当たりのある人は気を付けましょう。

このように、バッテリーを荒っぽく使い続けると劣化が早まり、バッテリーの最大容量はやがて80%を切ってしまいます。

iPhoneのバッテリーはフル充電サイクルを500回繰り返したとき、最大容量が80%になるように設計されていますので、もし、80%を切ってしまうとバッテリーが丸1日持たない状態になってしまうでしょう。

バッテリーの最大容量を確認する手順

iPhone 15シリーズで新たに搭載された「充電リミッター」機能って何?1
iPhoneの設定の「バッテリー」で「バッテリーの状態」を選択(左写真)、「最大容量」が「80%」以下なら、バッテリーは寿命を迎えています

そこでiPhone 15では、新たにバッテリーの充電の上限を80%に設定できる新機能を搭載しているのをご存じでしょうか? これがいわゆる「充電リミッター」と呼ばれるものです。

この機能を設定すると、バッテリーの充電が80%になった時点で充電をストップするので、通常よりバッテリーの劣化を防ぐことができるというわけです。

設定方法は簡単で、iPhoneの「設定」を開いたら「バッテリー」→「バッテリーの状態と充電」で「充電の最適化」を選択。ここで「上限80%」にチェックを入れればOKです。

少しでもiPhoneのバッテリー寿命を伸ばしたいと思っている人は、今すぐ設定を確認してみましょう。

●Apple「iPhone の「バッテリー充電の最適化」について」は→こちら

充電の上限を80%に設定する手順

iPhone 15シリーズで新たに搭載された「充電リミッター」機能って何?2
まず、iPhoneの設定を開いたら「バッテリー」を選択(左写真)。次に「バッテリーの状態と充電」画面で「充電の最適化」をタップしましょう(右写真)
iPhone 15シリーズで新たに搭載された「充電リミッター」機能って何?3
充電の最適化で「上限80%」にチェックを入れれば、バッテリーは最大80%までしか充電されないようになります

iPhone 15以前のモデルでバッテリーを劣化させない方法は?

iPhone 15の充電リミッターを使えば、不必要にバッテリーが充電されず、長持ちするようになりますが、それ以前の機種では何もできないのでしょうか?

実は、Appleではデバイスのバッテリーの劣化を少しでも防ぐために、過去にもいくつかの機能を追加しています。

たとえば、iPhone 13以降では「バッテリー充電の最適化」機能が搭載されており、バッテリーが80%まで充電されたら、そのあとは充電を遅らせる仕組みになっているのです。

この機能は、iPhoneの設定から「バッテリー」を開き、「バッテリーの状態と充電」で「バッテリー充電の最適化」のスイッチをオンにすればOKです。

「バッテリー充電の最適化」をオンにする手順

iPhone 15以前のモデルでバッテリーを劣化させない方法は?1
iPhoneの設定から「バッテリー」→「バッテリーの状態と充電」と進み(左写真)、「バッテリー充電の最適化」のスイッチをオンにします(右写真)

ほかにも、iPhoneのバッテリー寿命を伸ばす方法はあります。まず、心がけたいのが「バッテリーを100%まで充電しない」ことと「0%まで使い切らない」こと。

できれば50%の充電、50%の放電(使用)を心がけ、20〜80%の間で充電と放電を行うことでバッテリーの寿命を伸ばすことができると言われているのです。

iPhone 15以前のモデルでバッテリーを劣化させない方法は?2
iPhoneは100%充電しない、0%まで使い切らないのが鉄則。できれば20〜80%の間で充電&放電(使用)しましよう(写真は筆者のスクリーンショット画面)

また、バッテリーは気温にも注意が必要です。実はiPhoneは気温が16℃〜22℃のときに最高のパフォーマンスを発揮できるように設計されています。

したがって、極端に暑い場所(35℃以上)や寒い場所(0℃以下)では本来の性能を発揮できないばかりか、バッテリーがダメージを受けてしまうのです。

なお、もしiPhoneを長期間使わないときは、バッテリーを50%まで充電して、温度32℃以下になる涼しい場所で保管しましょう。

iPhone 15以前のモデルでバッテリーを劣化させない方法は?3
iPhoneのバッテリーは気温が16℃〜22℃の間で最高のパフォーマンスを発揮できます。35℃以上、0℃以下の場所でも利用できますが、充電はしないようにしましょう(写真はイメージです) (Image:Ugis Riba / Shutterstock.com)

まとめ

いかがでしょうか? 今回はiPhone 15シリーズで利用できる新たな「充電リミッター」機能について紹介しました。

充電の上限を80%までに設定することで、バッテリーを長持ちさせることができるのですから、ぜひ設定しておいたほうがいいですよね。

また、iPhone 13以降の機種なら「バッテリー充電の最適化」機能が利用できますので、こちらをオンにしておきましょう。

少しでもiPhoneを長く使いたいなら、このような機能を積極的に使って、できるだけバッテリーの寿命を長くしましょう。

By OTONA LIFE

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