1. トップ
  2. 恋愛
  3. こうすれば節約だけでなく収入増が実現できる…1000万円貯めた女子たちが家計簿に書いている支出以外の項目

こうすれば節約だけでなく収入増が実現できる…1000万円貯めた女子たちが家計簿に書いている支出以外の項目

  • 2023.11.27
  • 3193 views

家計簿をつけ続けていてもお金が増えていかないのはなぜなのか。金融・投資コンサルタントの永田雄三さんは「家計簿をつけ始めた当初は、出費の中で明らかにムダなものをあぶり出すことができる。しかしつけ続けるだけでは、イレギュラーの出費が見えるだけで最初のような効果はない」という――。

※本稿は、永田 雄三『1000万円を貯めた女子100人がやったこと、やめたことリスト』(日経BP)の一部を再編集したものです。

家計簿はつけたほうがいいか

女子の意見
● 家計簿をつけたことで、自分が何にお金を払っているのかを知ることができた
● 自分が何にどれくらい払っているのかを見られたので、助かった。ただ、家計簿を継続している今、最初ほどの効果は感じていない

「家計簿をつけてよかった」派の言い分

私が主宰するお金の教室に参加した女子のうち、1000万円貯金を果たしたり、もう少しで1000万円に手が届きそうな「富女子」たち100人にアンケートを実施しました。

このアンケートで、「やってよかった」と「やっても意味がなかった」に大きく分かれたのが、この「家計簿をつける」でした。

実は、この結果は、極めて予想通り。その理由から、お話ししていきましょう。まず、「家計簿をつけてよかった」派。

「やってよかった」と口をそろえる人たちに話を聞くと、家計簿をつけ始める前のお金の管理に、ある傾向が見られました。

それは、「とりあえず、手持ちのお金で生活して、お金が余ったら貯金しよう」と思っている人が多かったこと。そして、実際にその方法で貯金ができていた人は、ほんの数パーセントにすぎませんでした。

そんな彼女たちの傾向は、

じゃあ、あなたは毎月、何にいくら使っているの?

と尋ねると、さらに明らかになりました。

“えーと……携帯が、1万円くらい? 光熱費が……いくらでしょう?”
“先月のカードの明細が……たしかこのあたりに……”

そう、自分の出費をほとんど把握していないのです。

こういった人たちが、試しに1カ月、だいたいでも家計簿をつけてみると、誰でも1つは驚くポイントがあるものです。

“自分が何にお金を使っているのかがわかった”
“交際費がこんなに高いとは思っていなかった”
“携帯に、インターネットに……家にそんなにいない割に、通信費ばかりかけていました”
“服や化粧品が好きだけど、そうはいっても、収入の3割も使っていたとは……”

などなど。

電卓の上に、「コスト」の木製ブロック
※写真はイメージです
ぐっと支出がおさえられる

「お金を貯めたい」と思っている人たちは、自分のお金の使い方がわかると、極端な出費は自然と見直したくなります。

外食や飲み会は“月に3回まで”と決めました
携帯のプランを見直すことにしました
ヨガのサブスクをやめて、回数券にしました

といった具合です。これで、ぐっと支出がおさえられます。

生活の見直しの中には、思い立ってすぐにできないこともあります。

でも、その間、家計簿をつけ続ければ、「早くこのムダな出費をなくしたい」というモチベーションが維持できるはずです。

家計簿をつけてみて、よかったですね。

家計費をつければつけるほど出費は減るのか

さて、では家計簿をつけて出費を減らせた人が、その後、1年間家計簿をつけ続けるとどうなるでしょうか?

この質問は、

「家計簿をつければつけるほど、出費は減ると思いますか?」

と言い換えてもいいかもしれません。

答えは、

あれ? 家計簿をつける手間の割に、出費が減ってないな

となります。

当然のことでしょう。家計簿をつけ始めた当初は、出費の中で明らかにムダなものをあぶり出すことができました。

しかし、その後は、「ちょっと食費が高くなってきたな」とか、「この月は医療費がかかったな」といった、ちょっとした傾向や、イレギュラーの出費が見えるだけ。最初のような、劇的な効果はないのです。

これが、お金を貯め始めてしばらく経った女子たちが、「家計簿をやめてよかった」派に転向するカラクリです。

というわけで、まだ家計簿をつけておらず、自分が何にお金を使っているのかを把握していない方は、今すぐ、家計簿をつけてください。

今の時代、スマホのアプリなどで簡単にできます。自分が何にいくら使っているかも把握していないような、お金への意識のない生活は論外です。

そして、家計簿をつけ始めて自分の出費が把握でき、かつ「明らかなムダ」「明らかな使いすぎ」がなくなったら、もうやめましょう。

いいんですよ、途中でやめて。

あるいは、「バランスシート」の発想に切り替えていくのも手です。

バランスシートのグラフや書類
※写真はイメージです
お金を稼いでいる人が家計簿をつけない理由

私の周りで本当にお金を稼いでいる人は家計簿をつけていません。

会計士や税理士などに資産の管理を外注している人もいます。

ある程度、収入と支出のバランスがとれるようになったら、「自分でやってもたいして意味がない」ということなのです。

もちろん、「家計簿をつけると節約の努力が見える化できて楽しい」「家計簿をつけないと、もはや不安」など、節約や貯蓄以外に目的が生まれた場合は、無理にやめる必要はありませんよ。

しかし、その労力を別のこと――たとえばもっと前向きな資産運用――などに充てたほうが、お金が貯まる、というのは言うまでもありません。

「ただ記録するだけ」の家計簿は、半年で卒業しましょう。

お金が貯まるバランスシート型の家計簿


女子の意見
● 出費に加えて収入も詳しく書くようにしたら、「もっと収入を増やしたい!」と素直に思うようになった

● スマホの家計簿アプリを活用して、バランスシートをつくっている。ちょこちょこっと入力するだけなので、手間はほとんどかからず、自分のお金の状況を把握できるので、重宝している

お金を貯めた多くの女性が、一度は家計簿をつけて、そして卒業していった、という話は上でお伝えしました。

さて、「家計簿を卒業!」となったら、次のステップを考えていただきたいと思います。それは、「バランスシート型の記録」です。

家計簿はそもそも、「何に、いくら使ったか」を書いていくもので、「お金を使う人用」のものです。

しかし、バランスシートは違います。「何に、いくら使ったか」ももちろん書きますが、家計簿ほど詳しく書かなくてOK。「生活費○万円」「家賃○万円」など、毎月の支出をざっくり記載します。

黒板に描かれた3つの上向きの矢印に、「NEXT STEP」の文字
※写真はイメージです
重要なのは「どこから、いくらの収入があったか」

それよりも重要なのが、「どこから、いくらの収入があったか」を書いていくことです。つまり、バランスシートは、「お金を増やす人用」の記録なのです。

そうはいっても、私は夫の給料しかありませんから。収入として書くことはそれしかありません

そうでしょう、そうでしょう。今の時点では、「収入は給料だけしかない」という方も多いと思います。

最初はそれでもOK。これから「書き込める収入」を増やしていけばいいのです。

書き込める収入は、意外と簡単に増やせますよ。

たとえば、メル◯リに出品して不用品を売ったとか、ちょっとしたことを手伝ったら謝礼をもらったとか……。少しずつ「書き込める収入」を増やしていくことが、お金持ちになる秘訣ひけつです。

スマホの家計簿アプリで一元管理

手を動かす前にはなかった「入るお金を増やしたい」というモチベーションが、あなたの中にも芽生えてくるはずです。

永田 雄三『1000万円を貯めた女子100人がやったこと、やめたことリスト』(日経BP)
永田 雄三『1000万円を貯めた女子100人がやったこと、やめたことリスト』(日経BP)

私の時代はせっせと手で書き出したり、会計ソフトなどを使っていたのですが、最近の「家計簿アプリ」と呼ばれるものは、半ば自動でそれらをやってくれます。

実際に、この本を書くにあたって聞き取りをしたところ、多くの女子たちが、スマホの家計簿アプリを勧めてくれました。「マネーフォワード ME」や「Moneytree」などのサービスは、クレジットカードの利用履歴や銀行口座、年金、証券などと連携させて、出入金を一元管理できるとか……!

これらも、最初の設定は少し手間がかかりますが、試してみるといいでしょう。政府もバックアップしている制度なので、セキュリティ面での大きな心配はないと思います(もちろん、安全なアプリかどうかは、ちゃんと判断して使ってくださいね。最近はフィッシング詐欺なども多いので、自分の身は自分で守る意識が大切です)。

家計簿 ➡ バランスシートに考え方ごと移行する

永田 雄三(ながた・ゆうぞう)
ワイズアカデミー代表取締役社長
金融・投資コンサルタント。1級ファイナンシャル・プランニング技能士。大学卒業後、日本生命に入社。若くして部長職に就任し、1000万円以上の年収となるが、会社員として働くことに疑問をもち、さまざまな投資を経験後、独立。その後、女性を中心としたお金の学びの場「富女子会」を東京、大阪、山口に立ち上げる。口コミだけで瞬く間に会員数が250人を突破する。現在も「女性が5年で1000万円を貯める」をテーマに講演会を開催し、これまでにファイナンシャル・プランニングを行った女性はのべ5000人を超す。クレジット会社、不動産会社など、多角的に事業を展開中。著書に『富女子宣言 20代女子が5年で1000万円貯める方法』(幻冬舎)、『富女子の「お金」論』(主婦の友社)がある。

元記事で読む
の記事をもっとみる