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「似顔絵セラピー」で寄り添う…「楽しかった時が凝縮」人生の歩みを一枚に【北海道・旭川市】

  • 2023.11.27

入院患者を、似顔絵で笑顔にするという「似顔絵セラピー」と呼ばれる取り組みが、北海道旭川市の旭川医科大学病院で行われています。

似顔絵にはどんな「力」があるのでしょうか。

相手と言葉を交わしながら絵筆を進める村岡ケンイチさん(41)。

Sitakke

2006年から似顔絵で患者を笑顔にする「似顔絵セラピー」に取り組んでいます。

11月14日、皮膚の悪性リンパ腫で闘病する50代の女性と向き合いました。

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似顔絵にはその人の家族や仕事、好きだったことなど「人生の歩み」を表現します。

時間をかけて女性から解き放たれたのは、大好きなイギリスの思い出でした。

「できることなら住みたい」と、女性からは笑顔が増えていきます。

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女性と話を弾ませながら、似顔絵に盛り込む「イギリス」を調べる村岡さん

仕事の話にも笑顔が。

そして出来上がった絵は…

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受け取った女性は、「自分の楽しかった時が凝縮されています。そういう積み重ねがあるから、今があって、これから元気になって、またイギリスに行きたいなという希望を持ちました」と、目を輝かせていました。

村岡さんが、似顔絵を描くときに心がけていることとは。

「1回自分の人生を見つめなおして、不安な精神状況だと思うんですね。そこにちょっと寄り添って、プラスの志向で前向きに向き合おうと」

村岡さんの描く似顔絵はその人の人生を映す「鏡」です。

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似顔絵というアートで、患者の心を癒す活動が続きます。

文:HBC報道部
編集:Sitakke編集部あい

※掲載の内容は「今日ドキッ!」放送時(2023年11月15日)の情報に基づきます。

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